戦場に咲く花 作品情報

せんじょうにさくはな

日中戦争下、満州の小さな駅で1人の軍人が死に、4人の中国人に疑いがかけられた。戦争の非情さをミステリー仕立てで描いた異色作

日中戦争のさなか、片田舎にある南満州鉄道の小さな駅で、助役として赴任していた傷痍軍人・菊地(緒形直人)が死体で発見された。通報を受け、憲兵隊が捜査を始める。この駅で暮らしているのは駅長とその妻、孤児の少年、ポイント切り替え作業員の中国人の4人。調べが進むにつれ、それぞれが菊地を殺す動機を持っていたことがわかる。また同時に、菊地の隠された素顔も明らかになっていくのだった…。

「戦場に咲く花」の解説

日中戦争を描いた映画は多くあるが、ミステリー仕立てというのが珍しい。プロローグとエピローグを除けば、舞台はすべてこの田舎の駅とその周辺に限定され、しかも登場人物も限られるという、絞り込まれた空間で話は進行する。オリンピックにも出たことがある「英雄」が戦地で負傷し、ただ1人の日本人として僻地に1人残される。この軍人と中国人たちが、安易に心を通わせたりしないところがウソ臭くなくていい。

そして平凡ながらも幸せに生きて来た中国人たちが、この軍人の死をきっかけに悲惨な運命を歩んでいく。日本人の目には、生き生きと描写された中国人に比べ、どうも日本の軍人たちは類型的に描かれているように思える。しかしそれは今でも多くの中国人にとっては、日本人は類型的にしか見えないということを教えてもくれるのだが。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2003年7月19日
キャスト 監督ジャン・チンミン
出演緒形直人 ワン・シュエチー 平田満
配給 ポニーキャニオン、ドラゴン・フィルム
制作国 中国=日本(2000)
上映時間 86分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「戦場に咲く花」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2016-02-12 15:41:55

広告を非表示にするには