灰の記憶 作品情報

はいのきおく

ひとりの少女を救うこと、それだけが絶望の中での存在の証だった

第二次世界大戦下のアウシュヴィッツ絶滅収容所。ユダヤ人たちは同胞の手によってガス室に送り込まれていた。それが“ゾンダーコマンド”と呼ばれるユダヤ人「特別労務班」だ。彼らはナチ親衛隊の指示のもと、死体の処理にもあたっていたが、その代償はわずかばかりの特別待遇とたった4ヶ月の延命だった。必ず訪れる自らの処刑の日を見つめながらも、彼らは密かに暴動の準備を進める。そんな死と隣り合わせの日々が続く中、ガス室で一人の少女が奇跡的に生き残る…。

「灰の記憶」の解説

死体処理工場とでも呼べばいいのだろうか。ゾンダーコマンドたちに課せられた任務の非情さは想像を絶するものだ。戦争という地獄においては、一個人の意志や尊厳などまったく尊重されることはない。しかし、そんな八方塞がりの絶望の中でも、勇気と意志をもって抵抗した人々が存在したという歴史的事実を、この作品は教えてくれる。

『オー・ブラザー!』などの個性派俳優ティム・ブレイク・ネルソンが、同胞の人体実験を強要されたユダヤ人医師の手記をもとに書き上げた舞台版を自ら映画化。極限状態での人間の行動や心理を冷徹に描いている。これほどまでに自分たちが残酷にも崇高にもなりうるのだということを、我々人間は記憶に刻みつけておかなくてはならない。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2003年5月24日
キャスト 監督ティム・ブレイク・ネルソン
出演デイビッド・アークエット スティーヴ・ブシェミ ハーヴェイ・カイテル ミラ・ソルヴィーノ ナターシャ・リオン
配給 アートポート
制作国 アメリカ(2001)
年齢制限 PG-12
上映時間 109分

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最終更新日:2016-02-12 15:41:49

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