ピアニスト 作品情報

ぴあにすと

愛しても愛することができない…女性の歪んだ愛の形を挑発的に描いた痛い“メロドラマ”。

子供の頃からピアニストになるため、母親に厳しくしつけられていた。遊ぶ時間はなく、少し家に帰るのが遅れれば、しかられる。常に他人との距離を遠く保つようにさせられる。そんな日々を送っていた。しかし、エリカ(イザベル・ユペール)は母の夢でもあったピアニストにはなれず、名門国立音楽院でピアノ教授となっている。異性に触れることもなかったエリカだったが、ある日小さなコンサートでピアノを弾いていた青年・ワルター(ブノワ・マジメル)がエリカに思いを寄せる。そんなワルターはエリカの教授を受けることに。彼の一途な恋心を感じたエリカもいつしか彼にひかれていく……。しかし、エリカは秘密を持っていた。それは著しく歪んだ性のあり方であった。

「ピアニスト」の解説

エリカの異常な行動について、どう感じるだろうか? 不快に思ったり、眼を背けたくなる。あるいは、随分挑発的だなと思うかも。最後の最後まで観客の感情を揺さぶる。痛そうなシーン、異常な性描写、逆に思わず笑わずにはいられないようなシーンを見てどう感じるか? 色々と感じることが出来ることがこの映画の見どころである。しかし、エリカという女性の心の闇をきちんと描いているという、裏打ちがあってこそのものでもあるのだ。

たとえ、「この映画、嫌い!」と言っても、それは自分の痛いところを衝かれているからではないかとミヒャエル・ハネケ監督は語っている。きっと心揺さぶられずにいられない作品であるため、それだけでこの映画は成功しているのだ。エリカを演じるイザベル・ユペールは、言葉にはならない感情を顔だけで表現することに成功している。また、ワルター役のブノア・マジメルは日常と異常なエリカのあり方のはざまで揺れ動く。その微妙な役どころをものの見事に演じている。いずれにせよ、数々の名シーンはきっと脳裏に刻まれることだろう(そこが怖いところでもあるのですが)。(R-15作品)

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2002年2月2日
キャスト 監督・脚本ミヒャエル・ハネケ
原作エルフリーデ・イェリネク
出演イザベル・ユペール ブノワ・マジメル アニー・ジラルド
配給 日本ヘラルド映画
制作国 フランス=オーストリア(2001)
年齢制限 R-15

手軽に動画で視聴する

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ピアニスト」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2020-09-25 11:00:08

広告を非表示にするには