闇を掘る 作品情報

やみをほる

炭鉱が彼らの人生だった。閉山で職を失った元炭鉱夫たちの思いを綴るドキュメンタリー。

世の中が石炭で動いていた時代はずいぶん前に終わった。それにともなって、日本中にかつて48箇所もあった炭鉱が次々と閉山され、現在ではたった一箇所、北海道に残るのみである。かつて現場を仕切った人、採炭の仕事で肺を重度に患った人、同じ炭鉱で働き、同じ長屋に暮らした3家族など、炭鉱に生きた人々は、閉山後それぞれに異なる生活を歩み始めた。それでもただひとつ、「ヤマ」にかける思いは変わらない。

「闇を掘る」の解説

炭鉱で仕事し生活をした男たちとその家族は、仕事場である採炭坑を「ヤマ」と呼び、特別な感情を抱いている。職を離れた今も、彼らは何らかの形で炭鉱とのつながりを求めている。多くの部下を事故で失った永井さん。炭鉱夫に特有の病気である「じん肺」を患って仕事を辞め、それでも炭をさわり続けている早川さんの作品や、炭鉱夫の妻となり音楽を離れてからも炭鉱の歌を歌い続ける波多野さん。

この映画に登場する人々はみんな、自分たちが歩んできた生活を生き生きと語っている。まるで、失われた時間を取り戻すかのようだ。彼らの声に、時代の流れの中で忘れ去られようとしている「人間の生き様」を私たちに記憶させる、そんな力強さを感じる作品だ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2001年11月3日
キャスト 監督藤本幸久
音楽あがた森魚
ナレーター小林三四郎
配給 森の映画社
制作国 日本(2001)
上映時間 105分

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最終更新日:2016-02-12 15:38:35

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