シャンドライの恋 作品情報

しゃんどらいのこい

「ラストタンゴ・イン・パリ」のベルナルド・ベルトリッチ監督最新作。クラッシックとアフリカン・ミュージックを融合した異国情緒漂う官能作。

アフリカ人のシャンドライ(サンディ・ニュートン)は投獄された夫の身を案じながらも、イタリアで掃除の使用人をしながら医学の勉強をしていた。家主のイギリス人音楽家キンスキー(デヴィッド・シューリス)は無口でピアノだけを友とする男。2人はローマの中心街にある古い屋敷に住んでいた。クラッシックをこよなく愛するキンスキーと生まれ故郷のアフリカン・ミュージックを愛するシャンドライ。始めは言葉も交わすことがなかった2人だったが、キンスキーは彼女に好意を抱き、プレゼントを贈るようになる。そしてシャンドライも彼の不思議な魅力に引き付けられていくのだった…。

「シャンドライの恋」の解説

パリのある部屋で愛し合う2人を描いた官能作「ラストタンゴ・イン・パリ」で話題をさらったベルトリッチ監督の最新作の舞台はローマ。肌の色も生き方もまったく違う2人が互いを必要とし、美しいローマの屋敷で2人っきりの世界を作り上げていく。

今作の特徴は他国籍音楽の共演。劇中にしばし登場するアフリカ原住民の歌う民族音楽、そしてキンスキーの奏でるモーツァルトやバッハといったピアノ曲、シャンドライの歌うアフリカンポップ。一見合わなそうな音楽達が見事に映画の中で共演し、詩的な作品に仕上げている。遠いところへ旅に出ているような気分にさせられる芸術作。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督・脚本ベルナルド・ベルトリッチ
出演サンディ・ニュートン デヴィッド・シューリス
制作国 イタリア(1998)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-11-04

本編に引き続いてベルナルド・ベルトリッチ監督の映画〈シェルタリング・スカイ〉を観た。此方もアフリカ・サハラ砂漠等の異文化との接触を題材とした作品。デビット・リーン監督のフォスター原作の〈インドへの道〉とも共通性が感じられた。異文化に溶け込めるか弾かれて仕舞うか、其れは激動する時代背景とも関連し興味を惹いた。本編も独裁下での教師の夫が何者かに強制連行されるショッキングなシーンから始まったのだが。

最終更新日:2020-01-01 00:01:01

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