ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻 作品情報

のーらじょいすあるしょうせつかのつま

アイルランドの文豪、ジェームス・ジョイスとその妻ノーラ。スキャンダラスだが、情熱的で正直な2人の愛を真正面から描いたストーリー。

1904年。ノーラ・バークナル(スーザン・リンチ)は古い慣習から抜け出し自由になりたくて、ノルウェー随一の都市・ダブリンに降り立つ。そんなノーラが町の繁華街である男に声を掛けられる。強引にダブリン案内を申し出たこの男こそ、作家ジェームス・ジョイス(ユアン・マクレガー)であった。この出会いは波乱の人生の幕開けを意味するものとなった。形式的な恋のあり方を拒み、お互いに正直であろうとする。しかし、それゆえに嫉妬に駆られ、離れては近づくような恋愛の日々を送るようになっていく…。

「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」の解説

ジェームス・ジョイスは、20世紀の三大文豪のひとりといわれている。ジョイスは形式にこだわらず、人々の心の中を浮き彫りにするようなリアリティを求めた作家であった。この作品では、その著書『ダブリンの市民』が出版されるまでの20代から30代前半までの人生を描いたものである。ジョイスの作家生活の中で、ノーラの存在は今までジョイスの奔放な生活を支え続けた忍耐強い女性と見られていた。しかし、本作品では一歩踏み込み、ノーラとジェームスを対等に扱っている。互いに自由な恋愛をしようという意識が、この2人をはたから見れば非現実的な恋へといざない、そのことがジョイスの作品に多大な影響を与えたと監督は語る。

やや脚本に難があるが、ジャームスはノーラが浮気をしているのではないかとひどく嫉妬している所や、ノーラが“ジャームスなしにはやはり生きていけない”という情景を描いたシーンは、赤裸々に描かれ、感情が浮き彫りにされている。この2人を演じたのが、ユアン・マクレガーとスーザン・リンチ。浮き沈みの激しい人格を見事に表現している。また、本作はユアン・マクレガー、ジョニー・リー・ミラー、ジュード・ロウらがすぐれた作品を自分たちの手で製作する目的で設立された、ナチュラル・ナイロン社で初めて製作されたものである。(R-18作品)

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2001年11月3日
キャスト 監督パット・マーフィー
出演ユアン・マクレガー スーザン・リンチ アンドリュー・スコット
配給 ケイエスエス
制作国 ドイツ=アイルランド=イタリア(2000)
上映時間 107分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2016-02-12 15:37:49

広告を非表示にするには