日時:4月29日 (金・祝)
場所:丸の内ピカデリー1
登壇者:神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、蜷川実花監督
創作集団・CLAMPによる累計1,400万部突破の伝説的大ヒットコミックを、『ヘルタースケルター』『Dinerダイナー』の蜷川実花監督が実写映画化した『ホリック xxxHOLiC』が4月29日についに全国公開!同日には都内劇場で初日舞台挨拶が実施され、主演の神木隆之介と柴咲コウのほか、共演の松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、そして蜷川実花監督が登壇した。
この日の舞台挨拶の様子は全国322の映画館に向けて生中継。アヤカシが視える主人公・四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)役の神木は「ライブビューイングをご覧の皆さん…神木です!」と全国に向けてお茶目に挨拶しながら「撮影中はずっと笑っていた印象で、蜷川監督も笑顔が多いし喋りかけてくださる方だったので、すべてにおいてデカい声で笑って進んで行ってもいい現場だと思えて楽しかった」と撮影を振り返った。願いを叶える【ミセ】の女主人・壱原侑子(イチハラユウコ)役の柴咲も撮影を振り返り「絢爛豪華な衣装とメイクを施され、自分の髪の毛はどんな変化を遂げるのかと毎日ワクワクしました。毎回鏡を見て奇想天外なヘアスタイルに『素敵!』と思っていました」と蜷川マジックにうっとりしていた。
また四月一日の同級生・百目鬼静(ドウメキシズカ)を演じた松村はクライマックスの決戦場面に触れ「水やら風やらセット内なのにザーザーワーワーと激しくて、屋内なのにどこの屋外よりも激しい状況でした。神木君とセリフを交わすところも音が凄すぎてあまり聞こえず、探り探りみたいな感じでしたが、なんだかんだ大丈夫でした!」と以心伝心で撮影を乗り切った。さらに四月一日と百目鬼(ドウメキ)の同級生・九軒(クノギ)ひまわり役の玉城は「蜷川組の明るいテンションもそうだし、大変な撮影であってもみんなで乗り越えていくぞ!という一体感がありました。CGの完成度も高くて驚いた」と撮影回想。
一方、女郎蜘蛛を崇拝するアカグモ役として「色気やエロさ担当だった」という磯村は「セクシー所作指導の先生から色気指導があって、自分の動画フォルダに先生から首の角度を指導される映像が残っていて恥ずかしかった」と照れるも「いい勉強になりました。これからの演技では首の角度を大事にしたい」と笑わせた。
女郎蜘蛛を演じた吉岡は、撮影前の資料映像として磯村の当該動画を見ていたそうで「磯村さんがされるがまま過ぎて…。これは何の資料映像なのかと思った」と思い出し笑い。自身もセクシー所作指導の先生から「デコルテを意識して!」と大声で指導を受けたそうで「ずっとセクシーさや色気はヒップやバストやウエストから出るものだと思っていたけれど、デコルテを意識するとセクシー度がアップするんだと学びました」と報告した。
念願の映画封切りをより一層盛り上げるべく、ステージ上では登壇者の深層心理に迫る「YES」「NO」企画を実施。映画の中の印象的なセリフやエピソードにちなんだ質問に対して登壇者はどのような答えを導き出すのか!?
「登壇者の中で特別な能力を持っていそうな人がいるか?」との質問に松村は神木を指名し「天気が怪しい時に雲が割れて晴れてきたと思った先から、神木君が『おはようございます!』と歩いてくる。太陽の道が出来て神木隆之介登場ということが何度もあった。太陽に愛されている力があるように感じた」と神木の神秘的過ぎる晴れ男ぶりを紹介。この回答に蜷川監督も「晴れてきたのでそろそろ神木君が来るのかな?と思ったら本当にやって来た」と目撃談をつけ足し、松村は「神木君が来ると駐車場、支度場所、現場の順番で晴れていく」と太陽を連れてくる男だと強調した。柴咲も「天気は100%晴れみたいな人でしたし。あと人の心を読めそうな感じで。現場をいつも盛り上げてくれていました。妖精ですね。いつも助けられていました」と撮影エピソードを披露した。
その神木は「ティー(玉城)の目力は凄い。直接人の脳内に声を届けられるような人だと思う」と玉城を指名し「ライブカメラに試しにやってみて!」とリクエスト。玉城はライブカメラを大きな目で凝視しながら「全国のみなさんに『朝ごはん食べた?』という言葉を送りました」と謎の気遣いテレパシーを送っていた。
また吉岡は柴咲を指名し「完全に覇王色。役柄的に私は敵対するキャラクターなのに、現場に入った瞬間にすぐに子犬になってひれ伏した。柴咲さんとの初対面はガクブルで。本当は優しい方で柔らかい方なのに、気が付いたら跪いてしまうようなパワーがある。自然と“お姉さま~!”となりました」とそのカリスマ性に圧倒されていた。
さらに「変わらないんじゃない、変えるんだ!」というセリフにちなんで「今どうしても変えたいことがあるか?」との質問には神木と松村と蜷川監督が「YES」と挙げた。松村は「染めても染めても髪の毛が茶色に戻っていく…」と謎の告白。隣に立つ磯村に髪色を確認させるしぐさなどを見せ、笑いを誘っていた。また神木は「家の中でモノをなくすのを変えたい。携帯を持ちながら服を探してその服を見つけると、次は携帯どこだっけ?となる。その負の連鎖を変えたい」と自宅紛失あるあるに悩んでいた。そして蜷川監督は「私は変えたいというか、常に前進したいお化けです」と自己分析していた。
最後に主演の神木は「皆さんのおかげでここまで辿り着くことができました。この映画を見て少しでも楽しいものを見ることができたと思ってもらえたら僕たちは幸せです」と大ヒット祈願。柴咲は「撮影は本当に楽しく充実した日々でした。もう一度この作品に没頭したいと思える作品で、映画館で何度もこの作品に触れて蜷川監督の世界に入り込みたい」と思いもひとしお。蜷川監督は「みんなとこの作品を作ることができて本当に良かったです。またみんなとお仕事をしたいという気持ちが膨らみます。作品には沢山のメッセージを込めたので、そのメッセージが届き、誰かの背中を押すきっかけになったら嬉しいです」とアピールしていた。蜷川実花が描く新体感ビジュアルファンタジー『ホリック xxxHOLiC』は大ヒット公開中!