独仏を代表する 2 大女優バルバラ・スコヴァとマルティーヌ・シュヴァリエを主演に迎え、社会の障壁を前に抗う70 代の女性カップルの愛を秀逸な映像美とサスペンスフルなタッチで描き、第 93 回アカデミー賞国際長編映画賞フランス代表、第 46 回セザール賞新人監督賞を受賞した新進気鋭フィリッポ・メネゲッティ監督の『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』(原題:Deux 配給:ミモザフィルムズ)が、2022 年 4 月 8 日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開となる。4 月 8 日に公開を控え注目が高まる中、寺島しのぶ(女優)、江國香織(小説家)、 松田青子(作家)、中村優子(女優)をはじめ、各界の著名人より『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』に共感、絶賛の声が続々到着している。
寺島しのぶ(女優)からは「ドイツとフランスを代表する 2 人の女優の圧倒的な演技を若きイタリアの監督が繊細で大胆な極上の映画に仕上げた。」、樫山文枝(俳優)からは「主演は七十代の女優二人。すごい!生き抜くために果敢に立ち向かう姿に圧倒される。」と独仏を代表する 2 大女優の心揺さぶる演技に絶賛のコメント。また、江國香織(小説家)からは「皮膚のいちばんやわらかいところにさわられるような映画で、ただ息をつめて見つめた。」、山内マリコ(作家)からは「これは拍手! スリリングな脚本、簡潔なカメラ、抑制された演出。」「幸福な傑作。」と、秀逸な映像美とサスペンスフルなタッチで魅せる本作の世界観に賞賛の声が寄せられた。松田青子(作家)からは「いくつもの壁を壊して、突破して、ふたりで生きていく、諦めない彼女たちの姿に涙が止まらなかった。」、『ユンヒへ』(19)の中村優子(女優)からは、「ニナの叫びとマドの吐息。それは映画を観ているあなたのものだったかもしれない。わたし自身のものだったかもしれない。」、中江有里(女優・作家・歌手)からは、「ふたりを隔てる扉と扉は、世間から隠すように閉じられる。胸痛みながら、自分の中にも扉があると悟った。」と社会の障壁を前に幸せな人生を取り戻そうと抗う主人公 2 人への共感のコメント。さらに、大島葉子(女優)、森直人(映画評論家)、児玉美月(映画執筆家)、小川チガ(飲食店経営、イベントプロデューサー)からも絶賛の声が寄せられた。
コメント一覧
ドイツとフランスを代表する2人の女優の圧倒的な演技を若きイタリアの監督が繊細で大胆な極上の映画に仕上げた。
本当の幸せとは何か…。
寺島しのぶ(女優)
少女二人の冒頭シーンから心がざわめく。皮膚のいちばんやわらかいところにさわられるような映画で、ただ息をつめて見つめた。
江國香織(小説家)
こういう状況に置かれた時に、
これまでどれだけのカップルが引き裂かれてきただろうか。
いくつもの壁を壊して、突破して、ふたりで生きていく、
諦めない彼女たちの姿に涙が止まらなかった。
松田青子(作家)
こんな生き方もあるのか。思いがけない展開に息をのむ。主演は七十代の女優二人。すごい!生き抜くために果敢に立ち向かう姿に圧倒される。
樫山文枝(俳優)
ニナの叫びとマドの吐息。
それは映画を観ているあなたのものだったかもしれない。
わたし自身のものだったかもしれない。
映画は私たちの肩を叩く。
少女の声を掻き消したあのカラスに
あなたは似てはいないかと。
中村優子(女優)
これは拍手! スリリングな脚本、簡潔なカメラ、抑制された演出。なにより、逆境を乗り越える愛を 70 代の女性二人が担うところが、素晴らしく時代を捉えている。千載一遇のチャンスに女優たちが実力を爆発させた、幸福な傑作。
山内マリコ(作家)
ふたりを隔てる扉と扉は、世間から隠すように閉じられる。
胸痛みながら、自分の中にも扉があると悟った。
中江有里(女優・作家・歌手)
普通ってなんだろう。
ニナとマドレーヌの暮らしはある意味理想的。
でも、人生には思い通りにいかない事がたくさんある…
印象深い音。美しき映像。強くて、大胆なふたりの愛。
これは今までにない挑戦的で秀逸な映画だ。
大島葉子(女優)
1980 年生まれの男性監督が、長篇デビュー作でこの物語を撮ったこと。彼の人間的関心と想像力に、新しい時代の成熟(の始まり)を感じる。
森直人(映画評論家)
痛みを伴う映像美。彼女たちのようなふたりの未来が悲劇とならぬように、この映画が楔と化して今ここに打ち込まれなければいけない。
女性同士の親密な紐帯に、ほんとうはミステリーもサスペンスもないのだから。
児玉美月(映画執筆家)
あーーもぅオトナなのに、、しっかりして!長年セクシャリティを隠してたのは何の為?
地味な見た目だけど破天荒な性格の設定に驚きつつ、カミングアウトせずとも遺言書は大切だと改めて痛感。パートナーいても法的に守られてない人〜全員必見です!
小川チガ(飲食店経営、イベントプロデューサー)