日時:3月 18日(金)
場所:新宿バルト 9 シアター9
登壇者:永井彩加、/織部典成、三原羽衣、南北斗、小高サラ、加藤菜津、桜木雅哉、足川結珠
YouTube オリジナルで 230 万再生を突破し、話題となった若手発掘・育成プロジェクト「私の卒業」を映画化した『あしたのわたしへ 私の卒業-第 3 期-』の初日舞台挨拶が 3 月 18 日(金)、新宿バルト 9 にて行われ、オーディションで選ばれた永井彩加、織部典成、三原羽衣、南北斗、小高サラ、加藤菜津、桜木雅哉、足川結珠が登壇した。
本作の出演者はプロアマ問わず、すべてオーディションによって選出されている。ラジオパーソナリティをしている女子高生・岸菜穂子を演じた永井は「最初は緊張していたのですが、選ばれる、選ばれないということを考えるよりも、毎回隅から隅まで吸収しようという気持ちに切り替えたら楽しめました」とオーディションを振り返る。
ダンサーを夢見て上京を企てる女子高生・里見おと役の三原も「演技経験も少なかったので、受かるか受からないかを考えるより、全力で挑んでみんながどういう風にお芝居をするのかを見て勉強しようという気持ちで頑張りました」と永井同様“学ぼう”という気持ちでオーディションに臨んでいたことを明かす。
一方、半年前に転校してきた清水洋輝を演じた織部は「オーディションで言われることの逆をやってしまったんです」と振り返ると「そのまま進んでいったので、役を勝ち取ったという実感が湧いていない」と苦笑い。漁師の娘、稲本舞役の足川も織部と同じように「22 人に選ばれたとき、まったく実感がなかった」と語っていたが「ワークショップに参加するたびに、徐々に演じることに現実味が出てきました」と語っていた。
プロジェクトに参加したことで、役者への思いも変化していったという登壇者たち。足川は「舞という役は私とは性格が真逆だったので、演じることが難しいなと思う一方で、『こういう考えの子もいるんだな』という発見もありました。これから映画やドラマで、幅広い役ができる女優さんになりたいです」と思いを新たにすると、永井演じる菜穂子の親友・野口萌花役の小高は「このプロジェクトを通して、初めて制作側から脚本を読むことを学びました。普段から脚本を読む時間を大切に俳優という仕事に取り組みたい」と決意を新たにしていた。
また、この日は舞台挨拶に登壇しなかった 10 名のキャストも加わり、総勢 18 名でのフォトセッションが行われた。そんなメンバーたちの思いを胸に、作品を代表して三原が「人生において悩む場面は多いと思いますが、この作品を観て頑張ろうと思っていただければ」と作品に込めたメッセージを述べると、永井も「悩みがない人はいないし、前に進むことが怖いと思うこともたくさんあると思います。そんなときにこの作品を観て欲しいです。私自身が脚本を始めて読んだときに感じた思いが、映画を観て下さる皆さんにお届けすることができたら嬉しいです」と熱い思いを吐露していた。