アカデミー賞®︎作品賞を受賞した『グラディエーター』などの名匠リドリー・スコット監督が、アカデミー賞脚本賞®︎を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のマット・デイモンとベン・アフレックが黒澤明監督の『羅生門』から影響を受け24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化!マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、そして2019年にエミー賞主演女優賞を受賞した注目の演技派女優ジョディ・カマーという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』が日米同日の10月15日(金)に公開となる。この度、巨匠リドリー・スコット監督が“極意”を語る特別映像が解禁となった。観客を映画の虜にするためのキーワード「ダイナミック」!
決闘裁判とは、その名の通り、一向に解決を見ない争いの決着を、命を賭けた決闘で決定するというもの。真実を知っているのは神だけであり、その神が“正しい者”を勝利へと導くと信じられ、中世ヨーロッパで正式な法手続きとして広く認められていた。本作では、14世紀フランスで実際に行われた“最後の決闘裁判”をモデルに、名匠リドリー・スコット監督が豪華キャストと共に作り上げた歴史大作として注目を集めている。
今回到着した映像では、命をかけた決闘裁判に挑む騎士・カルージュ(マット・デイモン)と従騎士ル・グリ(アダム・ドライバー)の激しい決闘シーンや、手書きされた決闘シーンの絵コンテが登場し、彼らが決闘裁判に挑むことになるまでの、緊迫の裁判シーンが切り取られている。リドリー・スコット監督からマットに向けて「そこは憎しみを持つ瞬間だぞ」と演出を指示する貴重なメイキングシーンも映し出されている他、リドリー・スコット監督自らが、撮影の裏側をエスコートしてくれているかのような感覚を味わえる、見応え抜群の映像だ。
あわせて、甲冑に身を包み、半分切り取られたヘルメットから前方を見据えるマット・デイモン演じるカルージュの場面写真も到着。史実によると、本来は顔を全て覆ってしまうヘルメットだったが、リドリー・スコット監督は、誰が誰に何をしているか分かるように、という部分を重視して、あえて前面を半分切り取ったヘルメットを映画用に用意したのだとか。
マット・デイモンとベン・アフレックが24年振りにタッグを組んで手掛けた脚本は、一つの事象を登場人物それぞれの視点で描いた映画『羅生門』に影響を受けており、本作でも、女性が声を上げることのできなかった時代に、裁判で闘うことを決断した勇気ある女性・マルグリット(ジョディ・カマー)と、その夫であり、命をかけた決闘裁判に挑む騎士・カルージュ(マット・デイモン)、そして、疑いをかけられながら無実を主張し、決闘裁判に臨む従騎士ル・グリ(アダム・ドライバー)が、それぞれの視点で物語を展開する、3部構成が採用されている。
そんな脚本に惹かれたというリドリー・スコット監督は、視覚的な映像表現に対する優れた才能を称賛される監督の筆頭格であり、複数のカメラを使用して、360度全方向を撮影する手法で知られている。本作でもリドリー・スコットならではのこの特徴的な撮影方法を用い、生々しくも鮮烈なアクションと、見落とすことのできない繊細な映像表現で、息遣いや息を呑む声、響き合う甲冑の音、緊迫感に包まれた空気そのものを感じとれる、リアリティある圧巻の映像を作り上げた。映像内では、「ダイナミックさが肝心。馬が速く走る時も、落ちる時も、感情の変化も、予想外の展開でも…ダイナミックさを際立たせると静寂になる。静寂は強さだ」と、鬼気迫る圧巻の映像を作り上げる極意を明かしている。
荘厳で美しい中世の世界観、リアリティを追求したが故の圧倒的な迫力は、大きなスクリーンと最高の音響を備えるスクリーンで観てこそ、その効果を最大限に発揮する。『オデッセイ』、『ブラックホーク・ダウン』、『グラディエーター』、『テルマ&ルイーズ』で四度アカデミー賞Ⓡ監督賞にノミネートされ、『エイリアン』、『ブレードランナー』、『ブラック・レイン』などで映画史を切り開いてきた静と動を操る彼の手腕は、本作で円熟の最高地点に到達したと言っても過言ではない。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、『DUNE/デューン 砂の惑星』など、多くの話題作がひしめく秋の公開作の中でも、最高級の映画体験を堪能できること必至だ!
1386年、百年戦争さなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”は、600年以上経った今もなお、この“決闘裁判”における判決が歴史家たちの間で物議を醸している、世紀を越えたスキャンダルである。“本当に裁かれるべきは一体誰なのかー” 『最後の決闘裁判』は10月15日(金)より全国公開。
映画『最後の決闘裁判』メイキング映像 10月15日(金)公開
https://youtu.be/ckAWcnthAnE