満員の観客を前に大友監督感激‼映画『るろうに剣心』シリーズ過去作一挙上映記念!パート1&最新作『るろうに剣心 最終章 The Final』大友監督トークショー

満員の観客を前に大友監督感激‼映画『るろうに剣心』シリーズ過去作一挙上映記念!パート1&最新作『るろうに剣心 最終章 The Final』大友監督トークショー
提供:シネマクエスト

日時:4月2日(金)
場所:新宿ピカデリー シアター1
登壇者:大友啓史監督

日本映画の歴史を変えたエンターテイメントの頂点として君臨し続ける、アクション感動大作『るろうに剣心』シリーズ2012年8月25日公開の『るろうに剣心』、2014年8月1日公開の『るろうに剣心 京都大火編』、同年9月13日公開の『るろうに剣心 伝説の最期編』、累計観客動員数は980万人を突破! 2021年、遂に『るろうに剣心』シリーズが、完結するーー。『るろうに剣心』シリーズ10周年記念プロジェクトの一環として行われる、シリーズ過去作3作品の一挙上映を記念して、シリーズ全てのメガホンを取った大友啓史監督によるトークショーが実施された。

今回のイベントは4月23日(金)の『るろうに剣心 最終章 The Final』の公開前に、最新作を観れる唯一の機会で、チケットは3月30日(火)18時に発売されると開始2分で即完売。ファンの最新作に対する期待感が高まっている中でのイベント開催となった。

イベント当日は、4月2日(金)より一週間限定で公開される、シリーズの原点である1作目『るろうに剣心』と、究極のクライマックスを描く『るろうに剣心 最終章 The Final』の豪華二本立て上映。さらに、一作目と『The Final』の上映の間には、日本のエンターテイメントに革命をもたらした本シリーズの立役者・大友監督のトークショーが開催され、シリーズ集大成となる最終章「The Final/The Beginning」に込めた想い、1作目から変わらないキャスト・スタッフたちと作り上げ、ついに完結を迎える『るろうに剣心』シリーズの歴史を振り返った。

1作目の上映が終わると会場からは自然と拍手が起こり、観客の前にいざ大友監督が登場すると、会場からは再び割れんばかりの大きな拍手が!

大友監督は集まった観客に向けて、「久々に舞台に立たせて頂く緊張もあるんですが、初めて皆さんにThe Finalを観て頂くことに緊張しております(笑)オンラインイベントでも言ったんですが、この作品をお客様に観て頂くことに恋焦がれてるんです。皆さんがこの映画をどう受け止めてくださるのかドキドキしつつ、こういう状況の中でこうして集まって頂いたことに感謝しております」と挨拶。

最新作『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』含め全部で5作品と、国内の漫画実写映画シリーズとしては異例の本数となった『るろうに剣心』シリーズ。1作品目が公開された当時、ここまでのビックプロジェクトになることを予感していましたか?という質問には「スタートしたときはフリーになって1作品目だったんですよ。なのでとにかく1本目を良い形で着地させることしか考えてなかったので、先の事は全く考えて無かったです。今でこそ佐藤健くんは佐藤健くんだけど、あの頃は大抜擢でしたし、22歳の若者とある意味僕は心中するつもりで会社を辞めて、一人でも多くの方に観て頂けるように走り回っていましたね。成功させる=多くの方々に作品が届くということなので、その結果が2,3に繋がって、こうやって最後の作品を撮ることにも至って。しかもお陰様でビッグなプロジェクトになって。平凡な言葉になってしまいますけども、今日集まって下さったような皆さんが応援してくれたからここに辿り着けたんだろうなと改めて思っています」と感謝の気持ちを伝えた。

主演の佐藤健をはじめ多くのキャスト、そして主題歌のONE OK ROCKやメインスタッフも変わらぬメンバーでシリーズを重ねられたことについては「映画は集団芸術ですから、スタッフ皆、僕がどういう作品を望んでいるかクランクイン前から共有出来ているし、佐藤健くんに関していえば衣装に袖を通してその姿を見た瞬間に『剣心が戻って来た!』と感動したし、彼の心の中に剣心が潜んでいる感じでした。なので改めて何か話したかと聞かれてもあまり思い浮かばないんです。なぜならお互いにやることは分かっているからです。チームで10年やってきたということは、10段階の5や6から始まっていくので、そこから積み重ねて100%を超えてどこまでいけるかという話になってくる。そして今回それがやれたんじゃないかという感じがしますね。とにかく胸を張って皆さんにお届け出来るものが出来上がったと思います」とコメント。

ONE OK ROCKの主題歌を毎回、初めて聞くときはどんな印象を持つかという質問には「僕は音楽の話をする時に彼らと一緒に試写室で作品を観るんですね。彼らが観ている背中を僕は後ろから見てるんです。スタッフ以外で初めてのお客さんでもあるので、何て言ってくれるか聞きたいし、どういう曲をイメージしているのか聞きたいんだけど、観終わった彼らの顔を見ると特に話すことはなくなるんですよね。彼らはアーティストだから、彼らが映画を観て芽生えたものを作品として作り上げてくれるので、全く心配していないんです。そして毎回“すげぇ曲来ちゃったな!”と思うんです。毎回絶妙な針の穴を通してくる感じ。彼らとは揺るぎない信頼関係が築けているのかなと思います。『るろうに剣心』という作品の大切な一部だし、大切なパートナーで、それも変えることなく続けられたのは素晴らしく幸せなことでしたね」と嬉しそうに語った。

「最終章」にかける思い、そして改めて初めて観客に作品を観て頂く気持ちについては、「皆さんに伝えたい思いが今回ほど募っている作品はないです。ようやく観て頂けるという思いが何より勝っています。あとは最後なのでサプライズ演出を仕込んでいるので、それはあまり人に喋らないように、噛みしめて頂ければと思います(笑)。とにかく皆さんにどうサービスし尽くすか考え抜きました」と、『The Final』をこれから観る観客に笑顔で語りかけた。

「最終章」の中で気をつけたことなどがあれば教えてください、との質問には「10年注いできたものをしっかり注いで、The Finalらしい、『るろうに剣心』らしい”お祭り”にしようと常に意識していました。物語は剣心と縁の物語で、復讐というテーマもありますけど、そこに囚われ過ぎない様に、るろうに剣心らしいエンターテインメントにしています。サプライズもありますので、最後のお祭りを存分にお楽しみ頂けますと幸いです」と答えた。

各キャラクターを演出していく上で役者とのコミュニケーションについて聞かれると、「他人の人生になりきって生きようとする彼ら彼女らのパフォーマンスを助けるために衣装、メイク、スタイリングをしっかり用意する。覚悟を持って臨んでくれる俳優が立つに相応しいセット、舞台を選ぶ。切り取るに相応しいカメラ、照明といった機材を選ぶ。中心にいる役者の魅力をいかにたかめることがにできるか、というところを常に考えたうえでコミュニケーションをとっています」とその秘訣を教えてくれた。

大友監督は最後に「多くの方に観て頂けることが本当に嬉しいです。撮影で7か月間、シリーズでいえば10年間、その最後をちゃんと着地させたいなと思いここまでやってきました。、エンターテインメント作品として皆さんの心に残る作品になっているといいなと思いますし、応援していただけると嬉しいです。楽しんでください!」と挨拶し、イベントを締めくくった。

最終更新日
2021-04-06 11:00:02
提供
シネマクエスト(引用元

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