フランスで40万人を動員した大ヒット裁判サスペンス劇『私は確信する』が、2月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる。
2000年2月、フランス南西部トゥールーズ。ある冬の日、38歳のスザンヌ・ヴィギエが、3人の子供たちを残して忽然と姿を消した。夫である法学部教授のジャックに殺人容疑がかけられるが、明確な動機がなく、決め手となる証拠は見つからない。メディアのセンセーショナルな報道が過熱するなか、ジャックの殺人罪を問う裁判が始まる。無実を確信するシングルマザーのノラは、弁護士デュポン=モレッティに弁護を懇願。自らも助手となり、250時間の通話記録を調べるうちに、新たな真実と疑惑に気付くが…。
フランスを代表する実力派の役者陣が、正義を追い求める姿を見事に熱演。実在の敏腕弁護士デュポン¬=モレッティに、ダルデンヌ兄弟の『息子のまなざし』などで知られるフランスの名優オリヴィエ・グルメ。ヒロインのノラ役には、フランスではコメディエンヌとしても人気の高い演技派マリーナ・フォイス。正義とは何か?真実を追い求める魂がぶつかり合う。運命を決めるクライマックスの弁論シーンは圧巻、心を揺さぶるに違いない。フランス全土で議論を巻き起こした話題のサスペンス裁判劇がいよいよ日本公開!
公開に先駆け、一足先に本作をご覧になった著名人から、本作への興奮と驚嘆の声が続々到着した。
法廷シーンではどんな表情も声も逃したくなくて、目を見開いて見た。
私は正義が潰されない世界で生きていきたい。
今生きている世界もそんな世界であってほしいと思う。
井上咲楽(タレント)
「藪の中」がよぎる。
けれど、徹底的に事実と向きあい、たとえ孤立しようとも、
惑わずに凛として立つ姿に心打たれる。
佐野史郎(俳優)
大衆の「歪んだ正義」によって追い詰められた誰かを、
人はどこまで助けることができるのか。
中野信子(脳科学者)
最高のミステリー小説を読み終えた興奮と感動に似た快感が体を突き抜けた。
観逃したら損をするぞ。
林家正蔵(落語家)
寡黙な容疑者、膨大な電話記録、食い違う証言……
「正義」に取り憑かれ、「真実」に翻弄され、息がつけない110分!
坂上香(『プリズン・サークル』監督)
国や文化によって法制度は異なる。けれど、真相を追い求める執念は共通することを本作は教えてくれた。
五十嵐律人(作家・弁護士)
全国民が有罪と確信する完全犯罪。傑作推理小説をめくるような法廷劇の興奮。フランスにも「ロス疑惑」があったのだ。
笠井信輔(フリーアナウンサー)
すべてを犠牲にし真実だけをがむしゃらに追及するノラ。
無償の正義感とは何か?コロナ禍だからこそ見て欲しい1作!
牛窪恵(マーケティングライター・立教大学大学院客員教授)
名探偵がいないから、事実をつぶさに検証して真実に迫る。その挑戦はとてもスリリングで、
そして尊い。
有栖川有栖 (作家)
「疑わしきは被告人の利益に」「証拠裁判主義」、
刑事裁判の大原則が時として侵されるからこそ、見ておくべき映画
菊間千乃(弁護士)
私たちはこの映画の単なる観客ではいられない。
息をのむ展開の中で私たち自身の「確信」が問われる。素晴らしい裁判映画!
金塚彩乃 (弁護士・フランス共和国弁護士)
心はとにかく湿気を好む。
しかし真実は、もっと乾いた場所にある。
情報のウエットな装飾を引き剥がして真実に至る道を、この映画は教える。
名越康文(精神科医)
いっさいの無駄のない、スピーディーでファッショナブルな構成に驚嘆した。
まったく新しい法廷ドラマの誕生だろう。
本当に、これが現実にあった事件なのか。フランスの司法の闇に愕然とした。
これは、どう考えても、真犯人は……。
名優オリヴィエ・グルメ演じるエリック・デュポン=モレッティ弁護士には、
痺れた。まるで現代に甦ったエミール・ゾラだ。
貴志祐介(作家)