1991年から1997年に渡り少女漫画雑誌「なかよし」(講談社)で連載された武内直子作の「美少女戦士セーラームーン」。可愛らしくポップなビジュアル、そして運命に導かれた女の子たちが華麗に変身し戦う愛と正義の物語は、連載開始から圧倒的な人気を集め、当時の女の子たちを夢中にさせ、社会現象を巻き起こした。1992年からはTVアニメシリーズの放送もスタート。1997年に放送が終了した後も、日本のみならず40か国以上の国で放送され、単行本の累計発行部数は全世界3,000万部にのぼり、いまなお世界中で愛されるコンテンツとなっている。そして、25年の時を経て、2021年に劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」が前編1月8日(金)、後編2月11日(木・祝)で2部作連続公開となる。1月6日(水)、《前編》の公開直前プレミアイベント(無観客イベント)が実施された。
今回のイベントには、90年代TVアニメシリーズ放送当時からセーラームーン/月野うさぎを演じ続けている三石琴乃をはじめ、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里ら、セーラー戦士の声優陣が登壇。25年ぶり、そして新シリーズ初の劇場版に三石は、「セーラー戦士たちが大画面で見れることが今から楽しみでしょうがないです。トキメキ、切なさ、苦悩、それを打ち破る強さなどキラキラした宝石がギュッと詰まった作品になってます!」と作品への自信を語った。
さらに本作でセーラー戦士たちの前に立ちはだかるラスボスである、デッド・ムーンの女王・ネヘレニアを演じた菜々緒は本作の出演が決まった時を振り返り、「ありきたりな感想なんですが、本当にうれしかったです。今まであまりドはまりしたものってなかったんですが、『美少女戦士セーラームーン』は本当にハマっていました。私のセーラームーンへの熱い愛が制作陣に伝わったんだと思います。今日もこうして戦士のみなさん、そしてなにより三石さんとお話ししていると奥にうさぎちゃんが見え隠れしていて、話すだけで感無量です。今はこんな状況なので近づいてたくさんお話することができず心苦しいです。アフレコの時もセーラームーンと対話するシーンでもお芝居をしなくてはいけないのに泣きそうになっていました。今日は本当にうれしいです。」と感動を言葉にすると、三石からは「私もこうやってお会いできて、本当にうれしいです!」とアクリルパネル越しに手を重ねあい互いに歓喜するワンシーンも。
最後に楽しみにしている方へのメッセ―ジを聞かれると三石は、「年が明けて一気に状況が変わってとてもドキドキしました。感染対策を万全にして、楽しみにしてくださっている方にはやく観ていただきたいです。今作のテーマは「夢」。夢に向かって頑張っている人、一度休んで次に向かって考えている人も、映画を観て自分の足で一歩踏み出せるようなパワーをもらえると思います。ぜひトキメキと月のパワーをスクリーンから受け取ってほしいです。」と大人になった乙女たちへのエールとともに作品の魅力を語った。
Q、ついに25年ぶりの劇場版が公開しますが、今のお気持ちいかがですか?
三石琴乃(以下三石):ついに映画館に戻ってきたなーって気持ちももちろんありますが、なにより劇場の大画面でセーラー戦士たちが見れることが楽しみでしょうがないです。トキメキ、切なさ 苦悩、それを打ち破る強さなどキラキラした宝石がギュッと詰まった作品になってます。
Q、「美少女戦士セーラームーンCrystal」放送開始から6年。シリーズ初の劇場版となりましたがいかがですか?
金元寿子(以下、金元):本当にキラキラがギュッと詰まっていて、最初から最初まで大興奮しながら見ました。4戦士それぞれの物語、ちびうさとエリオスの恋模様、変身シーンなど盛りだくさんで演じていても、完成品を観ても興奮していました!
佐藤利奈(以下、佐藤):まさに、観たかった「セーラームーン」がここにある!という感じでした。普通の女の子としての日常や悩み、それぞれのバックボーンも描かれていて本当に盛りだくさんです。
小清水亜美(以下、小清水):(セーラー戦士としては)わくわくしちゃいけないんですが、敵キャラクターもすごく魅力的で登場シーンでは「サーカスがやってきた!」と思わずテンションが上がってしまいました。全員魅力的なので、こんなに戦いづらい敵は今までいなかった…!と思ってしまいました。
伊藤静(以下、伊藤):今回の見どころはセーラー戦士一人ずつの成長のドラマ。悩みや葛藤を乗り越えるところをぜひ注目してほしいです。ひとりひとり丁寧に描いていただいたので、改めて一歩スタートを切った気持ちになりました。瞬きしないで観ていただきたいです。
福圓美里(以下、福圓):今回はちびうさの初恋が描かれているんですが、私個人としては初恋なんて、何年前の話だ…思い出せないと思っていたら、監督から今回はキュンキュンなんだよって真顔で言われました(笑)。スクリーンからあの時の胸の高鳴りを思い出させてもらえると思います。
Q菜々緒さんはもともと作品の大ファンだと伺っていますが、今回のお話を聞いたときいかがでしたか?
菜々緒:ありきたりな感想なんですが、本当に嬉しくて。今まであまりドはまりしたものってなかったんですが、『美少女戦士セーラームーン』は本当にハマっていました。私のセーラームーンへの熱い愛が制作陣に伝わったんだと思います。今日もこうして戦士のみなさん、そしてなにより三石さんとお話ししていると奥にうさぎちゃんが見え隠れして、話すだけで感無量です。今はこんな状況なので近づいてたくさんお話することができず心苦しいです。アフレコの時もセーラームーンと対話するシーンでもお芝居をしなくてはいけないのに泣きそうになっていました。
三石:こうして大人になった乙女たちに会うと、みんなが月野うさぎでセーラームーンなんだな、とうれしく思います。
Qセーラー戦士たちの前に立ちはだかるラスボス・ネヘレニアを演じていかがでしたか?
菜々緒:今まで強いキャラクターや悪役を演じることが多かったので、いままでの経験の集大成として演じられたと思います。いままでの私の役を見ていただいたからこそいただけた役だなとありがたい気持ちでいっぱいです。ネヘレニアの役がいただけなければ、うさぎちゃんと会話する世界線にはこれなかったので本当にうれしいです。
Q,みなさんにとって「美少女戦士セーラームーン」とは?_
金元;物心ついたころからずっと“生活の一部”です。「セーラームーン」の机やカバン、文房具など一緒に生活していました。大人になってからも、支えられています。
佐藤:宝石箱。子供の頃に持っていたおもちゃの宝石を大切に持っているような。見るとすぐに、あの頃の気持ちに戻れます。ときめき、燃え上がるような情熱を今でも感じます。
小清水:“成長をくれる存在”です。「セーラームーン」から、仲直りの仕方、恋、戦う力、、、いろいろなことを教えてもらいました。大人になっても演じていて学ぶことが多い作品です。
伊藤:夢の世界だと思ってたのが、ヴィーナスを演じることになって現実になったんだけど、やっぱり夢?と今でもふわふわしています。キャスト同士もすごく絆が強くて、とても大切な存在です。
福圓:永遠の憧れです。セーラー戦士たちの年齢とっくに追い越しているんですが、いつまでも憧れのお姉さんのような。いつかああなりたいな、と今でも思っています。
菜々緒:幼いころは夢を与えてもらい、今度は夢を叶えてもらいました。私にとっては教科書みたいな作品です。友情、絆、葛藤などいろいろなことを教えてもらいました。大人になった今でもハッとさせられます。(コロナウイルスで)大変な状況になってしまいましたが、今だからこそ、自分は何をしたらいいのか、何がしたいのか、がんばるセーラー戦士たちから勇気やヒントをもらえると思います。
三石;“同士“です。90年代アニメの時は新人だったのでがむしゃらに演じていました。
スタッフ、キャストが込めた思いが小さな子供たちに届いていき、とてもうれしかったです。当時観ていた方たちも大きくなり、社会へ出ていろんな敵と戦って頑張ってると思います。そんなみなさんに何か伝わればと思って、想いを込めて演じました。
Q楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。
三石:年が明けて一気に状況が変わってとてもドキドキしました。映画館では感染対策を万全にして、楽しみにしてくださっている方にはやく楽しんでいただきたいです。今作のテーマは「夢」。夢に向かって頑張っている人、一度休んで次に向かって考えている人も、映画を観て自分の足で一歩踏み出せるようなパワーをもらえると思います。ぜひトキメキと月のパワーをスクリーンから受け取ってほしいです。