日時:11 月 27 日(金)
場所:池袋シネマ・ロサ スクリーン 2
登壇者:武田玲奈、鶴見萌、清水理子(虹のコンキスタドール)永江二朗監督
平成ネット史最大の闇と言われる【鮫島事件】を原案に、「事件の内容を知ると消されるが、真相はわからない」という形のない噂話の恐怖が【リモート部活会】という、昨今一般化したオンラインをベースに伝播し、家と外で同時に巻き起こるパニック・オリジナルホラー『真・鮫島事件』が今月27日(金)全国公開される。【鮫島事件】とは、『2ちゃんねる』を中心に広がっていったとされる都市伝説であり、今なおSNSなどで語られ続けているワードで、その事件の真相は誰も知らないと言われている。なぜなら「事件の内容を知ると消される」という伝説があり、真相には辿り着けないようになっているからだ。つまり、その話を聞くと死んでしまうということは誰も真実を知らないということであり、噂だけが伝播していく。SNS全盛の今、オンライン・リモートが一般化する中、呪いと恐怖がオンラインで伝染し、パニックに。世の中を震撼させる令和最恐のパニック・オリジナルホラー映画が遂にベールを脱ぐ!この度、映画『真・鮫島事件』の主演を務めた武田玲奈、共演の鶴見萌、本作の主題歌『ツグム。』を歌っている虹のコンキスタドール 清水理子、そしてメガホンを取った永江二朗監督が初日舞台挨拶に登壇!
平成史上最大の闇と称されてきた【鮫島事件】を原案として、令和の新時代に新たなパニック・オリジナルホラーとして誕生した本作が遂に全国公開を迎えたことについて武田は「この状況の中で、無事に公開してこのように舞台挨拶をすることが出来て本当に感謝しています。あと撮影からあまり日にちが経っていないので、編集が大変だったと思います。お疲れ様です!」と客席へ感謝し、監督をはじめ関係者へも感謝のメッセージを贈った。また鶴見は「元々ホラーが苦手でした。“観たら最期”というキャッチフレーズの本作が遂に世に広まるんだなと思うと、こわ楽しみです!」とホラー映画に出演が決まった時の心境を明かした。本作の主題歌を担当した虹のコンキスタドールの清水は「歌詞が映画にぴったりな感じになっていますので、言い過ぎてしまうとネタバレになるのですが、“ツグム”と“つむぐ”という言葉の意味を考えながら観て欲しいです!」と曲に込めた思いを語る。そして、本作が映画監督デビュー10周年となる永江監督は「今年はこのような特殊な年になってしまいました。コロナ禍の中で制作して、いつもと違う状況の中みんなで一生懸命作りました。舞台挨拶もちゃんと出来ないような状況ですが、今日は感無量です。ありがとうございます!」と本作の初日をお祝いするために会場に駆けつけてくれたファンに感謝を述べた。
また撮影中、最も怖かったシーンを聞かれた武田は「私もホラーが得意ではなくて、完成した作品を見て本当に怖くて、音がめちゃめちゃ怖くて、、いろんな方向から音が聞こえてくるので、客席から観ている人たちも映画の登場人物と同じようにリモート恐怖体験が出来ると思います」と本作の仕上がりを絶賛!それを聞いた永江監督は「ホラー映画は音にこだわるんです。みんなでシビアに一生懸命作りました。劇場で観て欲しい映画になっています」とホラーならではのこだわりを熱弁。続けて永江監督は武田の印象を「撮影中、武田さんは誰とも会わずに、画面に向かって芝居をしていました(笑)並大抵では出来ないことをやっていましたね。もの凄く過酷な撮影でしたが、彼女の神がかった芝居の賜物です」と主演の武田の演技を絶賛。また本作が特殊な撮影環境だったことについても「部屋は違って、インターネットの回線が悪くてラグがあったり、みんなの台詞が聞こえなかったりで大変でしたね(笑)」と出演者を労い、それに対して鶴見は「珍しい撮影方法でした。部屋によっては電波の悪い部屋があったり、イヤホンの電池が切れたりとハプニングもありましたが、やり切りました!」と撮影時の苦労話を披露。
次に主題歌の印象を聞かれた永江監督は「主題歌めちゃくちゃ好きです。トップクラスに好きです。最高峰に良い主題歌です、個人的には一番と言っていいくらい好きです」と手放しに称え、清水は「嬉しいですね!ホラー映画の主題歌って勢いが大切だと思いました。怖さを残したまま、突き抜けなきゃいけない。それが出来たのかなと今監督のお言葉で実感しました。良かったです!」と笑顔を見せた。
また本作の見どころを聞かれた鶴見は「矢継ぎ早にいろんな出来事が起きます。ジェットコースターのように展開が早いところですね」と話すと、清水は「常に怖いです!『(怖いシーンが)来るぞ、来るぞ』と思う所は手で目を隠しながら見ていたのに、全く予想してないところで来てしまってびっくりしました(笑)悪あがきはせずに目を隠さず見て欲しいです(笑)」とコメント。
ホラー映画にちなみ霊感の有無を聞かれた武田は「霊感はないけれどこの部屋だけ気持ち悪いなと思う事ならあるから、もしかしたら?」とほのめかし、鶴見「小さい頃に1回見たような気もするけど、私は視えないと信じていきます!」と宣言。三人の中で一人だけ清水が“霊感有り”と回答し、清水は「視えるという事ではなくて、感じやすくて体調が悪くなるんです。特定の場所で必ず熱が突然上がったりするので、霊感があるんじゃないかなと思っています」と自身が体験したエピソードを告白。次に“語ってはいけない”、“観たら最期”、“口に出したら終わり”という本作のキーワード、そしてタイトルにもある“さめじま”を大喜利風にもじるという一幕も。“さめじま”の【さ】を担当した清水は「さぁ、はじめよう」次に【め】を担当した鶴見は「めをそらすな」、そして【じ】を担当した永江監督は「じろうながえ(二朗永江)の」と自分の名前を書き笑いを誘い、最後となる【ま】を担当した武田が「まじで怖い!真・鮫島事件」と見事息ぴったりな回答を披露し客席を沸かせ、拍手が起こった。
最後に永江監督は「僕の中で本作は広がっていく恐怖。皆さんにこの映画をどんどん広めていって欲しいです。SNSで拡散して頂けたら嬉しいです。是非拡散してください!」と本作に込めた思いを口にし、武田は「この『真・鮫島事件』は新しいタイプのホラー映画になっています。私は本当に怖くて目を逸らしたんですけど、皆さんには目を逸らさずに本作をじっくり楽しんで欲しいです。本日はありがとうございました!」と力強く語りイベントは幕を閉じた。