本日9月18日より、『マーティン・エデン』待望の日本公開を記念して、主演のルカ・マリネッリとピエトロ・マルチェッロ監督から日本の観客へ向けた特別メッセージ映像が到着した。
「こんにちは、ルカ・マリネッリです」と流暢な日本語で語り始めるルカ・マリネッリのメッセージはスマートフォンで撮影された縦長動画。「映画を観てくれる皆さんに心から感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとう、グラッチェ!」と感謝の言葉が印象的な内容だ。青いシャツで語りかけるマルチェッロ監督は、「私が監督・製作した映画『マーティン・エデン』が日本で公開されてとてもうれしいです。日本の皆さんも本作を気に入っていることを願っています。ぜひ楽しんでください。ありがとう」とコメントを寄せてくれた。
初日に合わせて解禁された本編映像は、主人公マーティン・エデンの人生を変える運命の女性と初めて出会うシーン。暴漢に絡まれた青年を助けた御礼に資産家のオルシーニ家に招かれたマーティンが、部屋に飾られた印象派の絵画を見つめていると背後から女性が現れる。「この絵は離れてみるときれいなのに近づくと点々だらけ、だまし絵のようだ」と話しかけるマーティンに、「エレナ・オルシーニです」と自己紹介の挨拶をする。慌てて「マーティン・エデンです」と応じた彼は、弟を助けた恩人への感謝の言葉に「これしきのこと」と無骨に応じる。そしてポケットから一冊の本を取り出す。
「これ読んでたとこで、ボードラール(……)」「ボードレールね」「生きてる人?」「そうかしら?」「フランス人?」「もちろん」とぎこちない会話が続く。仏語なら少し話せるとマーティンが改めて自己紹介すると、エレナは流暢に応じ、「ボードレールはお好き?」「彼の詩の多くは少し大胆ね」と問いかけるのだが、ふたりの会話は噛み合わない……。
エレナとの運命の出会いによって、教養に目覚めたマーティンは、独学して作家への道を歩み始める。夢に向かい一心不乱に己の道を突き進むが、生活は困窮し恋人の理解も得られない。絶望にかられてすべてを諦めようとした矢先、彼の運命は一変する。果たして彼を待ち受けるのは希望か、絶望か――。
イタリア映画界を牽引するルカ・マリネッリ&ピエトロ・マルチェッロ監督がジャック・ロンドンの自伝的小説を完全映画化した本格文芸映画『マーティン・エデン』は、いよいよ本日9月18日(金)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショーとなる。
主演ルカ・マリネッリ&監督から日本の皆さんへメッセージ!/『マーティン・エデン』本編映像解禁
https://youtu.be/oUEBmSKe6Z8