日時:9月15日(水)
場所 :イイノホール
登壇者:吉高由里子、横浜流星、三木孝浩監督
恋愛映画の旗手・三木孝浩監督の新作映画『きみの瞳が問いかけている』が10月15日先行上映・10月23日より全国公開される。そのリモート完成披露イベントが9月15日、東京のイイノホールで行われ、W主演の吉高由里子、横浜流星、そして三木孝浩監督が出席した。
不慮の事故で視力と家族を失った明香里役の吉高由里子は、監督を含めた3人での焼き肉店での顔合わせを振り返り、初対面の横浜の印象について「実際の方が落ち着いて見える。お話もしっかりしていて真面目に色々なことを考えている方だと思いました。私が同じ年齢の時はもっとヘラヘラしていた」とやや反省!?一方、罪を犯したことからキックボクサーとしての未来を絶たれた塁役の横浜は「僕は人見知りで、緊張もしていたので心の壁を閉じていたけれど、1時間も経たないくらいに見事に吉高さんにこじ開けられました。撮影でもそんな吉高さんに何度も助けられました」と吉高の明るい性格に感謝していた。
2012年の映画『僕等がいた』以来の吉高とのタッグに三木監督は「前回も吉高さんの人柄に助けられた記憶があるので、もはや戦友のような存在。彼女がいれば大丈夫だという安心感がありました」と全幅の信頼を寄せるコメント。中学3年生の時に極真空手世界大会で優勝した経歴を持つ横浜については「素晴らしい素質の持ち主とアクションシーンを撮れることがなによりも楽しみで、ワクワクしかなかった」と念願叶ったようだった。劇中でキックボクシングの試合にも挑んだ横浜は「蹴り方やパンチ一つとっても空手とは違うので、一つ一つを修正する作業が必要でした」と苦労を明かし「しかも体が細かったので、もっと体を大きくしようと1ヶ月で10キロくらい体重を増やしました」と過酷な役作りを紹介。それに三木監督は「脂肪でも大変なのに、筋肉ですからね!」と労いつつ「彼の腹筋・背筋にズキュン!ときました。頑張りに感動!」と太鼓判を押していた。なんと本作が、第25回釜山国際映画祭で特別上映されることも決定!吉高は「あの空気感が好きで、この映画でも現地に行きたかったけれど…。なので日本で韓国料理を食べながら映画祭を思い浮かべたい。現地の反応が楽しみ」とコロナ禍ならではの妄想力を発揮する予定。横浜は「演じていて無償の愛について考えさせられた。僕自身、大切な人ができたらどんな障害があったとしても、ただその人を想って守れるような男でありたい」と塁を通して変化した心境を明かし「最大限の力を出し切った作品なので、日本だけでなく釜山でも上映されるのは幸せなこと」と海外での上映決定を喜んでいた。三木監督も「映画を通じて国際交流できるのは嬉しい。世界各国の人たちに楽しんでほしい」と思いを述べた。
さらにイベント終盤には、明日16日に24回目の誕生日を迎える横浜にサプライズを実施。吉高の呼びかけでスクリーンにリモート中継で45名のファンが映されて、横浜を祝福する…流れだった。ところが仕掛け人の吉高が緊張からか、スタッフが提示したカンペをなかなか読めずに、横浜が先に読んでしまうという逆サプライズな展開に。結局は横浜が「見ちゃった!」と言いつつ、両目を覆う中で誕生日がサプライズで祝われた。特大フラワーケーキを運び込んだ吉高は「すいません!動揺しちゃってカンペの文字が濁るというハプニングが起きちゃいました!急にサプライズを振られると視界がゆがむという…ここにも明香里の影響が入っている」と役柄にかけて反省も、横浜は「めっちゃ嬉しいし、凄い!こんなに幸せな誕生日前日はありません」と喜色満面だった。
最後に三木監督は「恋愛要素あり、アクションありサスペンスあり、エンタメ作品。劇場で楽しんで」とアピール。横浜は「とにかく早く皆さんに見てもらいたくてウズウズしています。僕自身が愛について考えさせられたし、皆さんにとっても深く考えるきっかけになる作品になれば」と期待。吉高も「私たちも公開を楽しみに待ち望んでいるし、皆さんも楽しみに期待していてください。その期待値を超えるような映画になっているはずです。公開のその日を待ち望んで」と胸を張っていた。