《芥川賞&文藝賞を W 受賞》した若竹千佐子のベストセラーを沖田修一監督が待望の映画化!『おらおらでひとりいぐも』が今秋、全国公開となる。75 歳でひとり暮らしをしている主人公“桃子さん”役には映画『いつか読書する日』以来 15 年ぶりに映画主演を務める田中裕子。世代を超えて熱烈なファンを持ち、長きにわたって第一線で活躍する田中が、古代生物に夢中な主人公・桃子さんを魅力的に演じる。そして桃子さんの「娘の時代」「妻の時代」を蒼井優が二人一役で務める。
メガホンをとるのは『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』『滝を見にいく』『モヒカン故郷に帰る』『モリのいる場所』などを手掛け、数々の国内外の映画賞を受賞し、ユーモア溢れる演出で沢山の愛おしいおじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんを描いてきた沖田修一監督。その沖田監督が自ら脚本も執筆し、田中裕子との初めてのタッグで贈る、おばあさん主人公映画の決定版!
●豪華キャスト、スタッフ情報が解禁!
数年前に亡くなった夫・周造役には東出昌大。そして夫に先立たれた後、ひとり家でお茶をすすり図書館で借りた古代生物や地球の歴史についての本を読む―そんな生活を送る中で、突如、心の内から外に沸き上がってきた桃子さんの”心の声”を濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎が演じる。それぞれ寂しさ 1、2、3 という役名で、桃子さんの分身としてユーモラスでコミカルな演技で魅了する。さらに、田畑智子、黒田大輔、山中 崇、岡山天音、三浦透子、六角精児、大方斐紗子、鷲尾真知子ら豪華俳優陣も集結!エネルギッシュな桃子さんの日常を彩る。
●ポスタービジュアルが解禁!
桃子さんの言葉である 「ひとり暮らしの桃子さん。おらの今は、こわいものなし。」 のコピーとともに、桃子さんの部屋からひょっこり顔を出しているのは、にこやかに微笑みかける蒼井演じる若かりし日の桃子さんと、桃子さんの“心の声”である“寂しさ”の3人。過去の自分と心の声=“5 人の桃子さん”が一枚のビジュアルに同居し、ひとり暮らしで孤独な日々だったはずが、いつのまにかユーモラスで賑やかな毎日となる様子が切り取られている。
また、POPEYE、BRUTUS の表紙などで活躍するイラストレーター・高橋将貴によるマンモスや仙人、アノマロカリスのイラストが印象的に配置され、桃子さんの日常とどのような関わりを持つのか期待が高まる。「ひとりだけれど、ひとりじゃない。桃子さんが辿り着いた圧倒的自由と賑やかな孤独とはーー?」75 歳、桃子さんの、あたらしい”進化”の物語がはじまる。