19世紀を代表する女性作家、ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」を『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が繊細にそしてみずみずしく描き、本年度アカデミー賞で6部門のノミネートされた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた『君の名前で僕を呼んで』(17)でアカデミー賞主演男優賞にノミネート、その後も本作と同じくガーウィグ監督&シアーシャ・ローナンとタッグを組んだ『レディ・バード』(17)、そして『ビューティフル・ボーイ』(19)などの話題作への出演が続き、ハリウッドの新星との呼び声も高いティモシー・シャラメの特別インタビュー映像が解禁となった。
本作では、四姉妹の隣に偶然引っ越してきた資産家の息子・ローリーを演じたティモシー。切ない想いを寄せる次女・ジョー役を演じた彼は『レディ・バード』以来の共演となる盟友シアーシャ・ローナンについて「大好きな共演者」「女優スイッチが入った時が目に見えてわかる」「本当に刺激的で才能の塊だ」と大絶賛!続いて 150 年以上前に刊行されたにもかかわらず、世代を超えて『若草物語』が多くの人たちに愛され、そして共感され続ける理由について問われた際には、女性の権利が守られていなかった時代に本作が「女性の権利を初めて擁護した物語」であったと同時に「男性と女性が一緒になって同じ未来を指差して前に進む、そんな様子を描いた最初の物語」であったからだと思うと、彼なりの解釈を語っている。
なお、インタビューは劇中でローリーが実際に着用している衣装で登場。本作で第 92 回アカデミー賞<衣装デザイン賞>を受賞したジャクリーン・デュランが手掛けるこの特別なスーツは 1800 年代のパリの男たちを参考に作られた、すべて本作のためのオリジナル。普段はおしゃれ番⻑としてモダンなファッションを披露、レッドカーペトやプレミア会場の話題をさらうことの多いティモシークラシックなスーツ姿を着こなす姿も必見だ。
本作で描かれるのは、世界中で愛され続ける大ベストセラー作家、ルイーザ・メイ・オルコットが自らの生き方を重ねて書き上げた、ジョー・マーチの物語。主人公ジョー役を演じるのは 25 歳という若さで既にアカデミー賞の常連と呼ばれる天才女優シアーシャ・ローナン。2016 年の『ブルックリン』、2018 年の『レディ・バード』に続き、本作で 2 年ぶり 3 回目のアカデミー賞<主演女優賞>ノミネートを果たした。ジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白するローリー役には『君の名前で僕を呼んで』で世界中から注目と賞賛を集め、今もっとも注目されるイケメン実力派俳優ティモシー・シャラメ。さらに⻑女のメグ役は『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、三女のベス役は HBO の『シャープ・オブジェクツ』のエリザ・スカンレン、そして頑固で有名な、家族の末っ子エイミー役には本作で初めてのアカデミー賞<助演女優賞>ノミネーションともなる期待の新星フローレンス・ピューが演じる。さらにベテランのローラ・ダーンがマーチ家の愛されてやまない愛情豊かな尊き母親を好演し、名女優のメリル・ストリープが四姉妹の裕福なマーチ伯母役で華を添える。「若草物語」がこれまでの自分を形作る上で大切な作品であったという若き才能グレタ・ガーウィグの手により、時代を超えて愛されるジョーの物語が、まるで現代に生きる女性たちを新しい世界へといざなうように、あざやかに描き上げられる。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』特別インタビュー映像
https://www.youtube.com/watch?v=YjwKr_9EGC0