映画『WAVES/ウェイブス』が4月10日より全国公開となる。今やアメリカ映画界の最前線に立つ存在になったA24が放つ最新作はトロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こし、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」と世界中が大熱狂。主役とも呼べるのは、今の音楽シーンをリードする豪華アーティスト達が手掛ける31の名曲。トレイ・エドワード・シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作された。監督自身が“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える。ミュージカルを超えた<プレイリスト・ムービー>の誕生だ!この度、冒頭映像が解禁!この数分間で、観客は主人公タイラーの充実しすぎた高校生活にいきなり飛び込んでいくことになる。それはまるで海にダイブした時のような体感をもたらし、溢れ出る色彩と音楽、カメラワークに圧倒的な充足感を覚えること間違いなし。
アニマル・コレクティブの「FloriDada」が大音量で流れるカップルのドライブデートの風景、フロリダの風を浴びながら歌う2人を、カメラは360度ぐるぐると回りながら映し続ける。と、思いきやチャイムの音が鳴り響き、場所は変わり部活のシーンへ。トレーニングルームを走る集団に滑らかにカメラが合流し、横になったり縦になったり自由自在に動き回る。このシーンから使用される楽曲はテーム・インパラの「Be Above It」に切り替わり、厳しい練習に向きあう主人公タイラーの心情を表すように「超えていけ」と何度も囁かれ、それは正にセリフの代わりに音楽が登場人物の心の声を伝える<プレイリスト・ムービー>ならではの楽曲の使い方。休みの日には彼女と海へ。カメラは砂浜を駆け抜け、2人が水遊びをする場所へと向かい更には2人と共に水の中へ。まるで観る者も一緒に波に漂っているような感覚になる瑞々しい映像だ。夜にはパーティに繰り出し、そこから流れ出すのはフランク・オーシャンの「Mitsubishi Sony」。この冒頭シーンはドライブの様子で終わるが、またそこでも360度カメラが使用され、エネルギッシュで若々しい青春の瞬間が多角的に収められている。目まぐるしく、物凄いスピードで進んでいくタイラーの日常。そこに突如飛び込んでいく時に使用される映像表現の数々に、きっと誰もが魅了されるはずだ。
マスコミ試写会では「映像と音楽が合わさって全てが身体に入ってくるよう」「映画の新しい形を観た」「音と映像が迫ってくる感じが本当にこれまでにない体験」など絶賛の声が相次いでいる。映画『WAVES/ウェイブス』がもたらす新しい映画体験を、是非劇場で堪能すべし!
『WAVES/ウェイブス』冒頭映像
https://www.youtube.com/watch?v=WuDwBK2yP6E