シリーズ累計 50 万部を超える織守きょうやの小説「記憶屋」が『記憶屋 あなたを忘れない』というタイトルで 1 月 17 日(金)に全国公開となる。恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一を「Hey! Say! JUMP」の山田涼介、遼一の幼馴染・真希を芳根京子、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子を蓮佛美沙子、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原を佐々木蔵之介が演じ、監督は『ツナグ』、「天皇の料理番」、「義母と娘のブルース」の平川雄一朗が務める。この度、来週の成人の日に先行して “記憶に残るサプライズ成人式イベント”が神楽座にて行われた。杏子が働く喫茶店の店長 外山を演じたブラザートムの他、主演を務めた山田涼介と芳根京子らがサプライズ登場した。
会場には地方出身東京在中の新成人と多くのマスコミ陣が集まり、開演前からフレッシュな熱気に包まれた。ブラザートムは集まった新成人の皆さんに向けて、「二十歳になることが大事なのではありません。ここから国を作っていく面白さに参加していくこと、自分たちがやることを盛り上げていくこと、今この国で正しいのは自分たちだと思って、貴方たちが信じることをそのままやってください」と人生の大先輩として熱いエールを贈った。
そして、トムがひとしきり会場を盛り上げたところで山田と芳根が登場。会場内は思わぬサプライズに騒然となり、大きな拍手と歓声が巻き起こった。お笑い芸人になりたいという夢を持つ新成人より家族への感謝の気持ちを綴ったメッセージが披露されると、山田は「新成人の皆さんおめでとうございます。僕がこの場にいられるのも、姉と母が知らぬ間に番組の公開オーディションに応募してくれたからなんです。当時サッカーを本格的にやっていたので最初は嫌だったのですが、オーディションに参加したらワールドカップのピンバッジを買ってくれるとのことでついていったんです(笑)今ではこのお仕事が僕の天職だと思っています。本当に家族に感謝しています」と秘めた家族愛を明かし、会場を沸かせた。また、芳根は「家族って1番の味方ですよね。特に母はパワフルで、いつも落ち込みそうなときは相談させてもらってます。いつもポジティブな言葉をかけてくれるんです。今日も“一日の終わりに今日もありがとうって言えるのが素敵じゃない?“と言われたので実践したいです(笑)」と自身の母との強い信頼関係を語った。ブラザートムは「母が亡くなってからの時間が一緒にいた時間より長くなってしまったのですが、僕の記憶にはずっと生きています。また息子が成人したときに”お父さんの息子でよかった“と言われて涙が出てしまいました。いつまでも残る”記憶“って凄いことだと思います」と亡き母、そして息子との特別な記憶を明かした。
続いて、会場にいる新成人から大人になる不安や記憶屋に消してほしい悩みがキャスト陣に向けて発表された。自立するのが不安という悩みに対して山田は「周りとの関わりを大事にしてほしいです。自分にとって大切な人を見定めて、絆を深めていくことが大切だと思います」と答え、芳根は「絶対みんな小さなことでも自立していると思います。自分を肯定してあげて、色々な場所に行ってチャレンジしたり、やりたいことを見つければいいのだと思います」と同世代としての前向きなアドバイスを贈ると、トムから「全くその通り!自立なんてしようと思わなくとも勝手に自立するもの。それよりも人との関わり合いを大切にして!」と二人の意見に太鼓判を押した。また、両親に記憶に残るようなプレゼントをあげたいという悩みに対し、山田は「高価なものではなくて、記憶に残るものがいいと思います。晴れの日の前に着物姿を 1番早く見せるとか何よりも嬉しいんじゃないかな。手紙も形に残ると思います」、芳根は「母に愛情が欲しいと言われたことがあります。何を渡すか考えている時間こそが愛情で大切だと思います。親をちゃんと見て考えれば、答えが見つかるはずです」と真摯に応えた。
イベントの最後、山田は会場にいる新成人に向けて「本作が皆さんの記憶の1ページに残れば嬉しいです。どの世代の皆さんも愛の形とか、考え方とか、多くのことを見つめ直すことのできる映画です。自分の中にある人への想いや、愛の形を感じて頂ければと思います」と温かいメッセージを贈り、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。