日本中に“Let It Go”の歌声があふれ、世代を超え、世界中で社会現象を巻き起こす”奇跡“を成し遂げたディズニーの金字塔『アナと雪の女王』。世界中が待ちわびた最新作『アナと雪の女王2』が先日ついに公開となり、初週末3日間の興行収入は19億4205万円、観客動員は145万人という驚異的な数字を記録。2019年公開映画NO.1のオープニングと、ディズニー・アニメーション史上歴代NO.1オープニングという歴史に名を残す大ヒットスタートを切った。公開から2週目に突入するもその勢いとどまることなく、12月1日(日)までの興行収入は43億582万円、観客動員は338万人を記録し、2週連続週末興行成績NO.1を獲得!公開週だった前週の土日を上回る観客動員数、さらに日曜日(12月1日)の興収・動員は2019年公開作品およびディズニー史上No.1を記録!公開10日目での興収40億円突破は、ディズニー・アニメーション、ピクサー・アニメーション全タイトルの中で最短となり、まさに記録づくしの週末となった。2019年のみならず興行収入歴代No.1に向け、着実に記録を伸ばし続けている!
再び “アナ雪現象”を巻き起こす大ヒットを祝福するべく、前作に引き続き日本版声優を務めた、エルサ役・松たか子さん、アナ役・神田沙也加さんが満を持して登壇!前作以降、日本中から愛される存在となったエルサとアナを演じる2人が『アナと雪の女王2』のイベントで揃うのは今回が初めてで、約4年ぶりとなる“日本のエルサとアナ”の感動の再会に、会場には大きな歓声が湧き起こった。
本作が大ヒットスタートを記録し、公開から2週間目を迎えるもその勢いは決して留まることなく歴史的ヒットを叩き出していることについて、松さんは「約5年、皆さんが楽しみに待っていていただいて、何回か観られてる方もいらっしゃるとのことで素直に嬉しいですね。自分たちの手を離れてお客さんが受け入れてくれて、魅力を広げてくださっているので、本当にありがたく思います。」と前作から約5年、再び「アナ雪」が日本中で愛されていることへの喜びをコメント。そして先日(11月21日(木))のイベントで本作の監督やプロデューサー、楽曲を手掛けたロペス夫妻との対面を果たしたアナ役の神田さんは「とにかく感謝ですよね。「アナ雪2」も前作と同じように愛されてほしいなと思って収録をさせていただきました。あと、先日のイベントでは一人で出させていただいたので、“貴重な存在”の松さんと一緒に立ててることがとにかく嬉しいです。」と「アナ雪」を愛する日本のファンへ感謝のコメントと、松さんと再び舞台に立てたことの喜びを満面の笑みで語った。
今回“約4年”ぶりに再会を果たし、それぞれエルサ役、アナ役と務めることとなる、松さんと神田さん。松さんは「再びエルサに戻ることができるのか、不安でした。とにかく観て、聴いて、ストーリーを追いながら、エルサの気持ちを一緒になって探っていきました。嬉しい反面、不安も同じくらいありました。」と実は不安も抱いていたという当時の心境を明かした。さらに神田さんからは「本作の上映にいたるまでに、自分の中で積み上げてきたアナ像が活き活きと演じられたらいいなと思っていたので、楽しんでやらせていただきました。」と、アナならではの明るいキャラクターを楽しんで演じることができたと明かした。
公開を迎えるや否や、前作を遥かに超えた壮大なストーリーを絶賛する声が日々絶えない本作の魅力について聞かれると、松さんから「先ほど神田さんと2人で一緒にみにいきました。」とエルサとアナの仲にも負けないまるで”姉妹“のような仲良しエピソードが飛び出した。そして作品については「もちろん、映像も美しいですし、楽曲も非常にパワフルなナンバーが揃っています。でも秋の風景の鮮やかな中に、寂しさというか、どこか物悲しいような影の部分が隠れているんですね。そういうところは日本の機微に通じるところがあるので、みなさんが楽しんでいただいている一つの要素になっているんだと思います。」と、自身も圧倒された様子で遥かにスケールアップした映像の美しさ、そして本作の舞台である”秋“の情景ならではの魅力を吐露。神田さんは「エルサやアナは女王と王女ですが、決して完璧な人間ではなく、エルサは殻に閉じこもったり、不安に思っていることをアナに話せなかったりします。アナは寝ぐせがすごかったり(笑)、二人とも“人間らしいヒロイン”というのが魅力的だと思います。」と、エルサとアナの成長を介した”人間味“のある魅力を語った。
そして既に世界中で大絶賛の声が飛び交っている楽曲については「前作もかなり大きなナンバーがありながらも、もう一度作り出すという製作陣のみなさんの情熱を感じました。沙也加ちゃんが「姉さん(松さん)、大変な曲になっています、イディナさん(エルサ役を務めるイディナ・メンゼル)が限界に挑戦したらしいです」って連絡がきたんですね。彼女のパワーも素晴らしいので、とにかくその情熱とパワーを感じてやりました。」と、エルサが未知の世界へ抱く不安や期待をのせた「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」が持つパワフルな魅力を語った。その魅力はSNSでも広まっており、はやくも「イントゥ・ジ・アンノウン」を歌ってみたと動画を投稿するファンが後を絶たず、いま日本中が新たな「アナ雪」の楽曲を口ずさんでいる。一方で神田さんは、アナが歌う「私にできること」について「アナのソロ曲は決して明るい面だけではなく、とても大人っぽくて、言葉を音にのせるように演じながら歌わせていただきました。」と、今回のアナの曲は前作とは違う魅力がある楽曲だと明かした。
本作の舞台は前作から3年後、エルサだけにしか聞こえない“不思議な歌声”によって、エルサとアナが未知の世界へ一歩踏み出すこととなる。そんなストーリーにちなんで、2人が“一歩踏み出したい”ことを聞かれると、松さんは「慌てない心を身に着けたい」と意外な目標を明かし会場は笑みに包まれた。神田さんは「一人っ子なので、色々なところに一人ででかけちゃうんですけど、今度は一人東京ディズニーリゾートに行ってみたいです。」とまさかの目標を語り、その可愛らしい回答に会場は穏やかな空気に包まれた。
最後には、アレンデール王国の舞台のモデルの一つであるノルウェーに伝わる“お祝いに鐘を鳴らす”という風習にちなみ、舞台に大きな鐘が登場。観客の掛け声を合図に松さんと神田さんが大ヒットを祝福する鐘を鳴らし、会場いっぱいに鳴り響いた。最後に松さんは「今回完結ということですが、沙也加ちゃんをはじめ、色々な人と出会えて、エルサとして幸せな時間を過ごすことができました。」としみじみと語る一方で、神田さんは、「ずっと隣に松さんがいらっしゃって、心強いなと思いました。スクリーンの中では、アナも同じことを思ってる描写がたくさんあって、より姉妹としての絆が強く描かれています。本作は人と人との結びつきを描いたり、大切な人といることの大事さを綴った曲があったり、より心暖まる作品になっています。私自身も、アナとしてとても貴重な体験をさせていただきました。これからもぜひ「アナ雪」を愛してください。」と締めくくり、盛大な拍手とともにイベントは幕を閉じた。