世界で初めて“パラリンピック”という愛称を生んだ1964年の東京パラリンピックの様子を記録した貴重なドキュメンタリー映画『東京パラリンピック 愛と栄光の祭典』が、1965年の公開から55年の時を経てデジタル修復され、2020年1月17日(金)より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて公開されることが決定した。
今では誰もが知る名称となった“パラリンピック”は、「パラブレジア」(下半身麻痺)と「オリンピック」を組み合わせた愛称で、1964年の東京パラリンピックで初めて用いられ、この大会は、下半身麻痺だけでなく身体障がい者全体の国際スポーツ競技会を周知する役目を担った大会でもあった。
本作は、1964年の東京パラリンピックの様子を捉えただけでなく、参加した日本人選手たちの視点や、当時の彼ら・彼女らを取り巻く社会環境や立場を浮き彫りにする。また、明るく前向きな海外選手たちとの交流によって、世界との差や違いに圧倒される選手たちの姿をも描き出している。
今回、力強く弓を引く選手の姿を大きく打ち出したキービジュアルが完成。また、同時に解禁となった予告編では、東京パラリンピックに出場した選手たちの戦う姿やその笑顔の裏に秘められた悔しさや驚きの声、また、家族や友人と一緒に取り組む姿が映し出され、当時の大会の熱気や選手たちの奮闘を垣間見ることができる。
来年に東京オリンピック、パラリンピックの開催を控える今、パラリンピックの原点となった1964年の東京パラリンピックに、それまで人目を忍んで生活せざるをえなかった選手たちが社会的脚光をあびるとともに、大会を通じて前向きになっていく姿を捉えた本作を、ぜひ、55年ぶりに映し出されるスクリーンで鑑賞しよう。
【幻のドキュメンタリー!】『東京パラリンピック 愛と栄光の祭典』予告
https://youtu.be/hBONgeHz63M