8月3日・4日に、渋谷・ユーロライブにて第30回東京学生映画祭が開催された。東京学生映画祭は、学生が運営を行う国内最大規模かつ国内最多回数開催の学生映画祭。
学生時代に制作した映画をエントリーすることができ、今年は213作品のエントリーから選ばれた16作品と特別招待作品『あたしは世界なんかじゃないから』(高橋泉監督)が上映された。
東学祭コンペティション部門(16分以上の作品)のゲスト審査員は、入江悠監督、三島有紀子監督、熊澤尚人監督の3名。東学祭短編コンペティション部門(16分未満の作品)ゲスト審査員は、平林勇監督、大槻貴宏氏の2名。特別招待作品のトークゲストとして、高橋泉監督と白石和禰監督が参加した。
例年にも増してバラエティ豊かなラインナップとなった第30回東京学生映画祭。例年のトークセッションに加え、各入選作品の舞台挨拶も行なわれた。
グランプリ受賞の『中村屋酒店の兄弟』では、今をときめく注目俳優で、本作主演の藤原季節氏も登壇。場内は大いに盛り上がりを見せた。短編のEプログラム、授賞式と特別招待作品上映のFプログラムと、会場は満員となった。
青山シアターとのコラボや、MOOSIC LABとのコラボ、渋谷TSUTAYAでの過去作展開、映画レビューアプリFilmarksとのコラボなど、様々な取り組みも行われた。
審査結果は以下の通りとなった。(記載大学は映画完成時のもの)
【東学祭コンペティション部門】
■グランプリ:『中村屋酒店の兄弟』監督・脚本・編集:白磯大知(目白大学)
■準グランプリ:『ツヤ子81歳』中川楓子(武蔵野美術大学)
■観客賞:『歴史から消えた小野小町』大野キャンディス真奈監督(東京藝術大学)
【東学祭短編コンペティション部門】
■グランプリ:『東京少女』監督・脚本・編集・撮影:橋本根大(専門学校東京ビジュアルアーツ)
■準グランプリ:『がんばれ!よんペーくん』しょーた監督(東京造形大学大学院)
■観客賞:『Fiction』北川未来監督(東京学芸大学)
【渋谷 TSUTAYA賞】
『ティッシュ配りの女の子』渡邊安悟監督(東京藝術大学大学院)