北欧映画祭 Collaboration with キノ・イグルー 大阪にて開催 小林聡美『かもめ食堂』リバイバル上映で初舞台挨拶に登壇! ~公開から14年。撮影当時の秘話やフィンランドの魅力を語り尽くす~

北欧映画祭 Collaboration with キノ・イグルー 大阪にて開催 小林聡美『かもめ食堂』リバイバル上映で初舞台挨拶に登壇! ~公開から14年。撮影当時の秘話やフィンランドの魅力を語り尽くす~
提供:シネマクエスト

『かもめ食堂』スペシャルトークイベント
開催日時:5月31日(金)18:30~19:00(本編上映前)
登壇者:小林聡美、キノ・イグルー
場所:阪急うめだ本店 阪急うめだホール

5月31日(金)と6月2日(日)の2日間、阪急うめだ本店、and graphic designの主催により、阪急うめだ本店”阪急うめだホール”にて、【北欧映画祭 Collaboration with キノ・イグルー】が開催されている。映画を通じて多彩なアーティストたちとのコラボや、野外上映企画などで話題を集め多くのシネフィルたちを魅了しているキノ・イグルーをセレクターに迎え、北欧5カ国を舞台にした作品を上映する。

開催初日の5/31に、映画『かもめ食堂』のリバイバル上映と主演・小林聡美さんによるスペシャルトークイベントが行われ、セレクターのキノ・イグルーの二人ともに、本作の撮影当時の裏話や、北欧映画と文化の魅力を語った。
会場は、小林聡美さんの軽快なトークに、終始笑顔と笑いの絶えないイベントとなった。

■小林聡美さんコメント

公開から10年以上経っているのに、長い間この作品(『かもめ食堂』)を愛してくださって感謝しています。
この映画がきっかけで北欧の文化に親しんで頂く方が多くなったというか。もう公開から14年ですか…ひと回り以上前って事ですね、若かった!ビックリです(笑)

(大阪について問われ)映画のキャンペーンとか、観光で神戸や京都に行った帰りによく寄ったり。何度も来たことありますね。

(フィンランドへ最初に行った時の話を振られ)最初は32歳くらいの時でしたね、トレッキングのドキュメンタリー番組を撮りに行った事がきっかけで。ヘルシンキではなく、もっと田舎の自然が豊かな場所だったんですが、帰国の直前に首都であるヘルシンキに寄らせてもらったんです。とても夕陽が美しくて、広々していて、過ごしやすい場所だなぁというのが印象でした。

(『かもめ食堂』の撮影時の話に及ぶと)撮影は8月だったんです。夏の設定だったし、衣裳も夏っぽく揃えていったんですよね。でも、朝はダウンを羽織るくらい寒くて。現地の人に聞いたら「夏は1年に1日だけ来るよ」って(笑)それでも25~6度とか。フィンランドでは気温10度とかでも、「暖かい!」って半袖になって喜んだりするんですよね。この映画の公開をきっかけに、撮影の時には全く見かけなかった日本の方がどんどん観光に訪れるようになってくれて、その後は日本に居るときよりも現地で声をかけられるようになったりして(笑)。

(日本とフィンランドの違いを問われると)働き方の考え方が全然違うんです。現地の撮影スタッフは、1日で働く時間をきちんと決めていて、中には、明日は母の誕生日だからお休みなんだって方もいました。働き方が上手なんですよね、日本人もやればできるのに!って思っちゃいました(笑)逆に似ているところもありますね。ハグとか握手とか、海外の人ってそういうイメージがあったんですけど、無理に人との接触をしない感じとか、女性が割と強い感じとか。あとは、シャイなんだけど、お酒飲むとはっちゃけちゃう感じとかね(笑)北欧って、のんびりスローライフなイメージがなんとなくあるじゃないですか。でも、意外とパンクで奇抜な文化も結構あって、最近なんて「ヘビメタ編み物選手権」とかいう、不思議なイベントがフィンランドで行われていたりして。面白いですよね。

(共演者のもたいまさこさんと、片桐はいりさんに関して)本当に気の合う3人組です。同業者の中でも、緊張感無く接する事のできる数少ない方々ですよ。

(今後の活動について)11月1日に笑福亭鶴瓶さんが主演の『閉鎖病棟-それぞれの朝-』という作品が公開されます。大阪のスター鶴瓶さんですよ!是非ご覧ください。

北欧映画祭 Collaboration withキノ・イグルー

【開催期間】2019年5月31日(金)、6月2日(日)の2日間

【会場】阪急うめだ本店9階阪急うめだホール

【主催】阪急うめだ本店/and graphic design株式会社

最終更新日
2019-06-01 10:00:12
提供
シネマクエスト(引用元

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