ディズニーと鬼才ティム・バートン監督が、国や世代を超えて愛され続ける名作『ダンボ』を実写映画化した、全世界注目の最新作『ダンボ』が 3 月 29 日(金)に公開となる。この度、コンプレックスだった“大きすぎる耳”を翼に大空を飛ぶダンボの運命を握るキーマンで、コリン・ファレルが演じている”ホルト”の声を、幅広い世代から人気の俳優・西島秀俊が務めることが決定した。
西島は、『風立ちぬ』(13)や『ペンギン・ハイウェイ』(18)など声優として日本のアニメーション作品へ参加しているが、実写のハリウッド作品での声優は本作が初挑戦。西島が声を務める”ホルト”は、二人の子どもたちと共にダンボの面倒を見ることになる、サーカス団の元看板スター。当初、他の象たちとは異なるダンボの存在に否定的だったが、大きな耳を笑われながらも健気に前に進もうとするダンボの姿に心を打たれ引き離されたダンボ親子の救出のために力を尽くす、まさにダンボの運命を握る重要なキャラクター。そして、心身に傷を負った上に父親として離れて暮らしていた子どもたちと心の距離を感じながら、ダンボの奮闘する姿を見るうちに変化していくという演技力が求められる役どころでもある。西島自身も父親であり、これまで様々な役柄を演じ分けてきた西島ならば、ホルトの複雑な背景や心情の変化をしっかりと表現してもらえるということで今回の抜擢となったようだ。
西島は、「ティム・バートン監督のファンなので非常に嬉しく、また個人的に象が好きなので、是非参加したい!と思いました(笑)。僕が子どもの頃に読んだ『ダンボ』のテーマをそのまま踏襲しつつ、現代に対応している部分もあり、とても面白い脚本でした。」と本作参加への心境をコメント。「役者さんが演じている息を吸うタイミングや吸い方までとても厳密に声を当てるので勉強になります。声のトーンと気持ちを繋げていく作業は大変だけど、とても面白かったです。」と初のハリウッド声優への挑戦に手応えを感じた様子。また、以前からティム・バートン監督のファンでこれまでの監督作も欠かさず観ているという西島は、ティム・バートン監督の魅力について「強い個性のキャラクターが、その個性を使って世界を豊かに変えていく、という物語をたくさん作っている方。僕も観客の一人として、観ている観客に勇気や希望を与えてくれる監督だと思っています!」と熱く語った。そして、母の救出のために勇気を出して一歩踏み出すダンボのように、西島が最近一歩踏み出してはじめたことを聞かれると、「最近エプロンをかける役が多く、料理をはじめました。だんだん面白くなってきたところです!」と茶目っ気たっぷりに答えた。
また、ダンボを取り巻くその他のキャラクター、さらに、大都会のサーカス“ドリームランド”の経営者で、ダンボを利用し金儲けを企むマイケル・キートンが演じるヴァンデヴァー役を声優の井上和彦、“ドリームランド”の看板スターで空中ブランコの女王・エヴァ・グリーンが演じるコレット役に声優の沢城みゆき、ダンボが生まれるサーカス団の一員ミス・アトランティス役に女優の大塚千弘、ドリームランドでショーの司会役に声優の銀河万丈といった豪華な声優陣も決定した。
井上和彦(ヴァンデヴァー役)は「映画化して欲しかったー!ティム・バートン監督の作品はいつも夢が満載です。心がじわっと暖かくなります。それに色彩が綺麗でまさにファンタジー!今回ヴァンデヴアー役のマイケル・キートンさんの声を担当させていただきました。幸せです。」また沢城みゆき(コレット役)は、「『空飛ぶダンボ』に最初に乗ったのはいったい何年前になるのか…。まさか大人になってからそれ以上のときめきを持って一緒に飛べる日が訪れるだなんて。本編のパワーも相まって、もう一度、人生は驚きと希望に満ちていると信じてみたいと思えた機会になりました。」とコメントしている。
“大きすぎる耳”というコンプレックスを翼に変えて空を飛ぶ子象ダンボが、サーカス団の家族と共に、金儲けを企む者によって引き離された母象の救出劇に挑むファンタジー・アドベンチャー『ダンボ』。ディズニーとティム・バートンが奇跡の映像美で実写化する”新たな『ダンボ』の物語”はどんな感動のドラマを紡ぐのかー?そのままの自分を受け入れ、大空を舞うダンボの物語が世界中に勇気を運ぶ!