映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』キャストたちが語る「宿命のライバル」 “ガラスの仮面 戦国時代篇”と憶えてほしい!マヤ×亜弓&信長×家康?!

映画『ふたりの女王  メアリーとエリザベス』キャストたちが語る「宿命のライバル」  “ガラスの仮面	戦国時代篇”と憶えてほしい!マヤ×亜弓&信長×家康?!
提供:シネマクエスト

『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンと『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーというアカデミー賞(C)ノミネート女優ふたりが、激動の16世紀英国を生きたふたりの女王を演じる『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』が3月15 日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国公開となる。

英国王室もの第三弾は、まさに”ガラスの仮面 戦国時代篇”といえる内容。そんな宿命のライバル関係を紐解くキャスト・スタッフのインタビュー映像が到着した。

■メアリー・スチュアート VS エリザベスⅠ世 女王は私ひとりだけ

本作は、スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベスⅠ世の波乱に満ちた人生を描く。生後すぐにスコットランド女王、16歳でフランス王妃となったメアリー・スチュアートは、未亡人となった18歳にスコットランドへ帰国し王位に戻る。さらに、メアリーは隣国イングランドの王位継承権を主張、エリザベスⅠ世の権力を脅かす。恋愛、結婚、出産を経験し、若く美しく自信にあふれたメアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。誰よりも理解し合えたはずの孤独な若き女王たちは、従姉妹でありながら恐れ合い、それぞれ陰謀 渦巻く宮廷の中で運命に翻弄され戦うのだった……。

■日本(信長&家康)と英国(メアリー&エリザベス)の戦国時代が奇跡のシンクロ!! 数多くの共通点が!

弱小国イングランドが大国スペインに打ち勝ち(1588 年)、ゴールデンエイジを築いたエリザベスⅠ世。その治世を継いだ(1603年)のはメアリー・スチュアートの息子ジェームズ。スコットランド王だったジェームズがイングランドの王にもなり、現在の英国王室につながる繁栄を築いた。イマイチ理解しづらいヨーロッパ史だが、同時期の日本は戦国時代。これが奇跡的にシンクロしているのだ!

1)天下統一を目指した織田信長(1573 年)。あと一歩で統一…というところで、志半ばに信長は潰えたが、豊臣秀吉がその思いを継いで天下を統一(1590 年)。そして、徳川家康が秀吉の死後に日本列島をまとめ上げ、以後徳川家が将軍を世襲していくことになる。大きなムーブメントを起こした人の後には、その余波をまとめる人物が現れ、その治世が続く点でシンクロ。

2)エリザベスⅠ世(1533年生まれ)は織田信長(1534年生まれ)の 1歳年上、メアリー・スチュアート(1542年生まれ)は徳川家康(1543年生まれ)の 1歳年上。そして家康が征夷大将軍に任命され江戸に幕府を樹立した江戸時代が始まったのも、イングランド女王エリザベスⅠ世が崩御し、メアリー・スチュアートの息子でスコットランド王ジェームズ 6 世が、イングランド王ジェームズ 1 世として 2 つの国を治める史上初めての国王として即位しスチュアート朝が始まったのも、同じ 1603年。ちなみに豊臣秀吉と同じ年に生まれたのはエリザベス以前にイングランド王だったエドワード 6 世と 9 日間の女王ことジェーン・グレイで 3 人とも 1537 年生まれ。まったく同じ時代に日本も英国も天下統一をめぐる戦国時代だった。

■女二人、宿命の対決といえば『ガラスの仮面』!
中でも「二人の王女」のモデルはメアリーとエリザベス?!

漫画家・美内すずえの代表作『ガラスの仮面』。その中に登場する劇中劇「二人の王女」北島マヤ演じるまばゆいばかりの微笑みを絶やさない博愛の王女アルディスと姫川亜弓演じる冷たく復讐心に燃えるオリゲルドが描かれる。自分からすべてを奪った国への復讐と 王位継承権を手にすることを目指すオリゲルドと、自分の出自を疑うことなく、周囲に無償の愛を振りまくアルディス。この劇中劇にエリザベスとメアリーを思い出す人は多い。生まれながらに高貴な王女として生まれ、蝶よ花よと愛を注がれて育ったメアリー・スチュアートとマヤが演じるアルディス。王女として生まれたはずが、母が姦通罪(「二人の王女」では反逆罪)で処刑され、自らも幽閉されていたエリザベスⅠ世と亜弓が演じるオリゲルド。漫画の中でもマヤと亜弓、アルディスとオリゲルドの宿命の対決が描かれるが、本作『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』でも、ここ数年のアカデミー賞ノミネート常連のシアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの実力派若手女優ふたりが、生まれながらに王位継承権を争い、演技合戦を繰り広げるのだ。これまた驚異のシンクロ!

■“お従姉様、その王冠私が頂戴します―――”

この度到着した動画は、出演者たちと監督、脚本家によるふたりの女王についての証言と共に本編映像が収められている。エリザベスⅠ世を演じたマーゴット・ロビーが「2 人の関係は複雑だった。彼女たちは、唯一お互いを理解し合える立場にいた。でも同時に相手を脅かす存在だったの」と話す。高い位を持つ女性への反発、王座を巡る内 乱、病気に罹れば喜ばれる。いつ誰に狙われているとも知れない危険な状況に常に立ち続けるメアリーとエリザベスは最もお互いの“女王としての感情”を分かりあえるはずだった。血の繋がった者同士、いつか笑顔で語り合う日を夢見ていたに違いない。しかし、運命の流れはふたりの溝を深めていくのだった。

■シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー インタビュー映像
https://youtu.be/-c_CsONMDcY

最終更新日
2019-02-13 16:00:58
提供
シネマクエスト(引用元

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