日時:1月29日(火)
場所:完成披露試写会 :TOHOシネマズ新宿 スクリーン9
87年にTVアニメが放送開始され、シリーズ140話、スペシャル3作に加え、劇場版3作を数える大ヒット作となっている「シティーハンター」が2019年、<現代の新宿>を舞台に完全新作オリジナルストーリーで復活、『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』として2月8日(金)に公開となる。公開に先駆け、1月29日(火)に、TOHOシネマズ新宿にて完成披露舞台挨拶が行われ、神谷明、伊倉一恵、一龍齋春水、小山茉美、そしてゲスト声優の飯豊まりえ、チュートリアル 徳井義実、こだま総監督、そして原作者の北条司先生が登壇した。
イベント前にはACORN新宿東宝ビル店 前広場にてプレスイベントも実施され、冴羽獠の愛車のモデルとなった車両と27人の冴羽獠コスプレをした人々と共にゲスト達が写真を撮るなど大盛り上がり。舞台挨拶も非常に盛り上がった空気の中でスタートした。
徳井以外のゲストが先に壇上に上がると、バブリーなコンパニオンを隣に徳井が冴羽獠の恰好をして遅れて登場。冴羽獠お決まりの台詞でもある「もっこりちゃーん!」を叫んだりしていると、飯豊が「イベントの空気を読まんかい!」と劇中の香と同様に、バルーン製の100tハンマーを徳井に振り下ろす、というシティーハンターお決まりのシーンを再現し、会場を沸かせた。神谷も「最後まで“もっこり”楽しんでいって頂ければと思います!」とシティーハンターらしい挨拶で会場を盛り上げ、続けて原作者である北条も「待たせたね」と同じく冴羽獠にならったコメントをするなど、会場のファンから暖かい拍手が送られた。
懐かしのキャラクター達が復活したことについて神谷は「オファーは一昨年の10月末に頂いたんですけども、びっくりするのと嬉しいのと、当時の声で表現することが出来るのだろうかという不安に襲われました。それでも嬉しさが勝ちまして、そこから1年かけて声を作っていきました!」とコメント。また司会から若い声を保つ秘訣について聞かれると「観て下さる方が若いので、お客様に引っ張られて若さを保っております。“もっこり”エキスを頂いて(笑)」とキャラクターの特徴を交えつつ語った。また今作のゲスト声優である飯豊について神谷は「21歳の感性とナイーブさ、彼女の持っている可愛らしさが溢れていました。更に演技は抜群でした。」と太鼓判を押し、伊倉や小山などもその演技を絶賛した。
徳井の演技に対しても「僕らがああいった役をやっちゃうとやりすぎてしまうので、リアリティがあって良い意味で丁度いい演技でした」とその演技を称賛した。ゲスト声優の飯豊は「母がシティーハンターの大ファンです!親孝行できました!」と語り、世代を超えて愛される作品に参加出来た喜びを語りました。更に司会から声優初挑戦の感想を聞かれると「すごく楽しかったんですけど、アニメーションを観ながら声を当てられると思っていたんですが、アフレコの時に観る映像が絵コンテのまんま!と思って。何かトラブルがあったんじゃないかと思っちゃって(笑)」と語り、徳井も「俺も思った。俺だけこんなんなのかなと(笑)」とコメント。これに対し神谷が「あの状態でやると、後から口の動きを台詞に合わせてくれるんです。いい芝居をするとですけど(笑)。画が完成しているとそれに合わせなきゃいけないから滅茶苦茶大変なんです」とアニメーションならではの特徴を説明した。
また“女性好き”という点で冴羽獠と共通点があると振られた徳井は「女性好きってこんなにかっこいいんだ!というのは冴羽獠から教わっています。あんなにストレートに欲望を出して良いんだと(笑)。だから僕みたいなモンスターを生み出したのは北条先生のせいです(笑)。」と語り、会場を沸かせた。更に司会から女性を口説く際のアプローチを聞かれると「冴羽獠から学んだのはストレートなところなので、ストレートにもっこりを見せつければ…。」とコメントすると、飯豊が冷たい目線を徳井に送り、たまらず「まりえちゃんの視線が痛いです(苦笑)」と語った。
監督としてのオファーを受けた時の想いを聞かれたこだま総監督は「『時代の空気を読まんか~い!』という香の台詞にあるように、心配な部分はありました。でも獠から“もっこり”を抜いたら何もなくなるので(笑)やはり獠の神髄は“もっこり”ですので。今の時代でも“もっこり”は通用するという気持ちで、通用させてみせる!という気持ちで引き受けました」と作品への熱い思いを語り、会場からは大きな拍手が起こった。最後に神谷が「当時のシティーハンターが何の違和感もなく現代にスライドしています。シティーハンターのファン、各キャラクターのファン、音楽のファン、皆さん満足して頂けると信じております!最後までこの作品を楽しんで頂ければと思います」と語り、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。