1 月 19 日(土)より全国 5 大都市を中心に期間限定上映される時代劇専門チャンネル開局 20 周年記念作品「闇の歯車」(原作:藤沢周平 主演:瑛太)の初日舞台挨拶が丸の内 TOEI1にて行われた。舞台挨拶には、主演の瑛太、緒形直人、山下智彦監督が登壇。昨年の 12 月に終えたばかりの撮影を振り返り、撮影現場での裏話や、時代劇、そして日本映画の今後への熱い想いを語り、会場をわかせた。また、体調不良で急遽駆けつけることができなかった橋爪功からの手紙が読み上げられ、「瑛太さん、今回初めての共演でしたが、また時代劇で一緒にやりたい。二人で芝居をしていて伝わってくるなんとも言えない色気、こちらの想像を超えてくる芝居に、気持ちよく乗せてもらいました。緒形さん、山下監督、舞台挨拶で緊張しているかも知れない瑛太を盛り立ててやってください」と、大先輩からの温かいメッセージも届いた。
■瑛太 コメント
大河で1年以上出演した後の時代劇だったのですが、また時代劇に挑むモチベーションが保てるか、正直自問自答しました。しかし、山下監督と初めてお会いした時、監督の持つ勢いと作品への愛情を強く感じ、大事にこの役を演じようと心に決めました。また、今回橋爪さんとは初めての共演で、たくさん勉強させていただきましたし、すごくリラックスして撮影に臨むことができました。お金をかけた派手なアクションやコメディの時代劇が増えている中、こうしたサスペンスやアウトローを描いた本格的な時代劇は少なくなっているように思います。日本人として、誇りを持って時代劇を演じられる俳優として、技術も心も磨いていきたいです。
■緒形直人 コメント
本作は、京都の正に”時代劇のプロ”が集まっている現場でやらせていただきました。監督の掛け声を始め、現場の熱い空気に触れて、出来ることならもう一度このキャスト・スタッフでやりたいなという気持ちです。時代劇の瑛太さんはとても自然体で、着流しも色気があって、また共演できるのが本当に楽しみでした。まるで、若かりし日の高倉健さんのような佇まいを感じましたね。ぜひこれからの時代劇界を引っ張っていってもらいたいです。