日時:12月17日
場所:神田明神
登壇者:大泉洋、高畑充希
大泉洋主演で贈る映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が、12月28日(金)より全国公開となる。公開が迫る12月17日(月)、東京 神田明神にて大泉洋、高畑充希が登壇し、公開直前“大ヒット祈願イベント”を行った。
本作は、筋ジストロフィーという難病を患い体が不自由にも関わらず、自由にワガママに生きた鹿野靖明と、そんな真っ直ぐな生き方の彼に出会って変わっていく人々の人生を描いた、この冬最高の感動実話。重度の筋ジストロフィーを患いながらも、病院を飛び出し、ボランティアたちと自立生活を送った主人公・鹿野靖明役を大泉が、そんな鹿野に最初は反発しながらも、その自由きままで真っ直ぐな生き方を間近で見ることで成長していく、新人ボランティアの美咲役を高畑が演じている。
大泉、高畑の登場で、会場が割れんばかりの声援に包まれると、大泉からは「熱烈な歓迎ありがとうございます!神田明神という素晴らしい場所でヒット祈願ができるということなので、とてもうれしいです」とこの日集まった招待客へ感謝の言葉。高畑も「今年撮影していた映画がやっと公開を迎えると思うと、とても感慨深いです。いっぱい祈願したいと思います」と意気込みを語った。
先日12月14日に誕生日を迎えたという高畑は、27歳になったということで、同じく27歳当時のエピソードを聞かれた大泉は、「(番組の企画などで)あの頃は、騙され続けた1年でしたよ。あと、バイクも乗り回してましたしね」と振り返り、「ひとを信用しすぎないないことですね」と、高畑にまさかのアドバイスを送ると会場も笑いの渦に。これには高畑も笑みをこぼしながら、「バイクで走り出す勢いで頑張ります」と答え、会場もさらに笑いが巻き起こった。そんな高畑と初共演となった大泉は、「嘘のないお芝居をされるし、説得力たっぷりに演じられるので、とても素晴らしいと思います」と高畑さんに称賛を送った。
そして、この日は本作のタイトルに引っ掛けて、日本映画史上初となる“バナナ”を奉納してのご祈祷をするということで、大泉は、「神主さんに『バナナかよ』って言われないですよね?大丈夫ですよね?」と、スタッフに問うなど絶好調。ご祈祷後は、大泉・高畑自ら参道にいる参拝客にバナナを直接手渡しし、参拝客とともに映画の大ヒットを祈願した。
さらに、今年も残りわずかということで、お二人からこの1年を振り返る『今年の漢字』を発表。高畑は【再】と発表し、「この作品を撮った前田監督は、私のデビュー作の監督だったんです、その他にも今年再会できた方がたくいたのでこの漢字にしました。」と振り返る。一方、大泉は、今回演じた主人公鹿野さんの苗字にも使われている【鹿】という漢字を力いっぱい書くと、「今まで、こんなに役にのめり込むということはあまりありませんでしたので」と一言、さらに「あと、今年はやたらと鹿肉を食べましたから」と大泉らしいコメント。撮影中に共演者にも振る舞っていたようで、「北海道の鹿を食べて、鹿野さんを演じ切りました!皆さんも北海道の美味しい鹿、是非食べてください」と、ちゃっかり故郷である北海道のPRも欠かさなかった。最後に大泉は「この映画はすごく楽しい映画です。明るい気持ちで見てもらいながら、少しでも世の中の為になったらなと思います。是非楽しんでください」と作品をアピール。高畑は「この作品は、見終わった後に考えさせられる題材なんですが、大泉さんが演じる鹿野さんは本当にポップなんです。大泉さん史上一番カワイイ役だと思うので是非見てください」と、主演である大泉を存分にプッシュすると、会場からは自然に笑いと拍手が巻き起こり、イベントは幕を閉じた。