日時:11月24日
場所:新宿ピカデリー
登壇者:黑木華、大森立嗣監督
“お茶の”魅力に気付き、惹かれていった女性が体験するのは、静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険。茶道を通してひとりの女性が成長する姿を描く感動作『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)。11月24日(土)、大ヒット舞台挨拶が実施された。
舞台挨拶の最初に、観客動員88万人、興行収入10億円を突破したことが報告され、黑木は「映画館に足を運んでくださり、ありがとうございます。こうして劇場でみなさまにお会いできるということを心から嬉しく思います。嬉しいとしか言いようがないです。」と感謝の言葉を述べた。大森監督は「こんなにお客さんが入った映画を作ったことがないのでよくわからないんです。」と笑いを誘い、 「(この大ヒットが)映画界の映画作りに、若い人が映画を作れるようになったりなど、少しでも影響を与えることができたらと思います」。黑木は大ヒットを実感したこととして、「お茶をやっていたんです」と話しかけてくれる人が増えたと言い、「また、お茶をやろうかなと思った、という感想をうかがうこともあります」と笑顔。
また、映画賞でのノミネートも続き、大森監督は、「俳優さんが賞をとってくれることがすごく嬉しい。」と喜んだ。黑木が「樹木さんとお芝居ができたことが財産になりました。特別な思いのある映画でのノミネートは嬉しいです。」と語ると、大森監督は「本当は樹木希林さんに(大ヒットしましたと)言いたいんですよね。『こんなに宣伝費のない映画で本当に大丈夫?』って心配していたので。」とお茶の師匠・武田先生を演じ、9月に亡くなった樹木希林に思いを馳せた。海外での公開についても、大森監督は「もちろん“お茶”に惹きがあると思いますが、自然を感じて生きていくという感覚が伝わってほしいし、どのように観てもらえるのか興味があります」と期待を語った。
また、24日未明に決定した2025年の大阪万博開催について話が振られると、大阪出身の黑木は、「地元で行われるのは嬉しいです。私も行きたいです」。 前回、大阪万博が行われた1970年生まれの大森監督が、「2025年には55歳。」と言うと、黑木は「私は35歳です」 。大森監督が「デートしよう。」と誘うと、「デートしましょう。見に行きましょう。」と万博でのデートを約束し盛り上がった。
最後に今年一年について振り返り、映画やドラマで大活躍の黑木は、「番宣にたくさん出ました。バラエティが苦手だったのですが、もう任せてください(笑い)」。来年について、大森監督が「粛々と映画を作る。それとプライベートを充実させる。」と語り、黑木も「粛々とお芝居をしたいです。そして私もプライベートを充実させます。英語の勉強とか海外にも行きたい。アメリカとか札幌の雪まつりなど行ったことがないところに行きたいです。」と来年の抱負を述べ、舞台挨拶は終了した。