数々の大ヒット作品で日本中にハッピーと笑いを贈り届けてきた奇才・矢口史靖監督。『スウィングガールズ』(04)では瑞々しい青春を、『ハッピーフライト』(08)では航空会社で働く人々をコミカルに描いた矢口史靖監督の最新作は、10本目にして自身初のハッピーミュージカルコメディ♪『ダンスウィズミー』。「急に歌ったり踊ったりするミュージカルへの違和感を作品のテーマにできないかとずっと考えていました。そして、ミュージカルなんか全然したくないのにすることになってしまった女の子の話を思いついた時に、これはいける!と思ったんです」という矢口監督。
一流企業で働くOLが、ある日突然催眠術にかけられてしまい、音楽を聴くといつでもどこでも踊らずに歌わずにいられないカラダになってしまうが、、、という、日常に音楽が溢れる我々にとって、突飛なようで身近なシチュエーションの物語を生み出した。
矢口監督は、作品にベストな人材を探すため、主演俳優の起用は有名無名にこだわらずオーディションで行うことにこだわってきた。『ウォーターボーイズ』では妻夫木聡、『スウィングガールズ』では上野樹里、『ハッピーフライト』では綾瀬はるかがオーディションを勝ち抜き主役の座を獲得。
本作で監督に「宝物を発見した」と言わしめたのは、歌とダンスが出来る約500人の応募者の中から選ばれたシンデレラガール、三吉彩花。2017年までSeventeen誌のトップモデルとして絶大な人気を誇り、“女子高生のカリスマ”とも呼ばれる彼女がミュージカルシーンすべての歌とダンスを吹き替えなしで挑戦している。
本作は、7月24日にクランクインし、オールロケで東京、千葉、埼玉、新潟、函館などで撮影され、この度、10月4日にクランクアップした事を機に、主演に続き、新たに5名の追加キャストを一斉に解禁。
催眠術師のサクラとして舞台上で催眠術に掛かったフリをする斎藤千絵役に、お笑い芸人として活躍を見せるやしろ優。静香と千絵が新潟で偶然出会う謎のストリートミュージシャン・山本洋子役を演じるのは、シンガーソングライターでモデルとしても活躍するchay。本作で女優デビューを飾る。
また、静香と同じ総合商社で働き、女性の憧れの存在である先輩エリート社員・村上涼介役に、映画・TVドラマと出演作が続く若手実力派の三浦貴大。マーチン上田の捜索をする興信所の調査員・渡辺義雄役に、個性派俳優にして映画・ドラマ・舞台とジャンルを問わず欠かせない存在となったムロツヨシ。
そして静香に「音楽を聴くと、歌わずに、踊らずにはいられない」催眠術をかける催眠術師・マーチン上田役を、1作目『ゴジラ』に主演、『サウンド・オブ・ミュージック』『風と共に去りぬ』『マイ・フェア・レディ』など数多くの舞台の主演を飾り、日本を代表するミュージカル俳優としても活躍する映画界のレジェンド、宝田明が演じる。宝田がスクリーンで歌い踊るのは54年ぶりとなる。
若手からベテランまで日本映画界で活躍する豪華で個性豊かな出演者陣が矢口監督の元に集結。日本映画史に新たに残る、日本発の最高に楽しい、ハッピーミュージカルコメディが誕生する。
合わせて、このほどクランクアップとなった本作の現場から、キャストたちのコメントが到着!!
矢口監督からクランクアップ祝いの花束を受け取った三吉は「歌とダンスとお芝居の3つをこなす事が大変でしたけど、すごく充実した時間を過ごし、成長させてもらいました。矢口組の現場は誰も怒る人がいなかったですし、楽しい雰囲気で、それは矢口監督の優しい人柄かと思います。携わることが出来て本当によかったです」と楽しかった撮影を振り返り、やしろ優は「撮影は本当に本当に楽しかったです。今まで気づかなかった自分の力を監督が引き出してくださいました。『ダンスウィズミー』を見てくださった方は、新しい自分が見つかるかもしれません!ほんとにみーんなに見てほしいです!!」とコメント、chay は「監督はとても穏やかな⽅で、でも的確な⼀⾔で誘導してくださり楽しく演じることが出来ました!三吉さんとやしろさんとは、初日から仲良くなることができて、ご飯に⾏ったり、⼀緒に遊びに⾏ったり、⼤切な仲間ができました」とそれぞれが監督への敬愛、⽮⼝組ならではの楽しかった撮影の思い出と、映画への熱い思い、を語った。