日時:8月22日(水)
場所:TOHOシネマズ新宿 スクリーン9
登壇者:棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗、藤村享平監督
大ヒット絵本、『パパのしごとはわるものです』と、『パパはわるものチャンピオン』(岩崎書店刊)が、“新日本プロレス100年に一人の逸材“エース・棚橋弘至の主演で待望の映画化となった。映画の完成を記念して、完成披露舞台挨拶が行われた。劇場にはプロレスのリングが登場し、試合さながらのリングインに会場のボルテージも最高潮に!先日行われたG1 CLIMAX28で優勝し今もっともアツい男、棚橋弘至と木村佳乃・寺田心・仲里依紗・藤村享平監督がリング上に登壇し、映画の魅力についてアツく語った。
スクリーン前の舞台上にプロレスリングが設営され、そのリングにMCの口上に合わせ、各キャストがリングイン。主演の棚橋が登場すると、まるでプロレス会場のように観客は大盛り上がり。
先日のG1グランプリでは3年ぶり3度目の優勝を果たし、今回が映画初主演となった棚橋は「初めての経験が多かったので、できる限りの準備をして撮影に挑みました。監督さんのご配慮で、心くんと過ごす時間をたくさん作っていただき、演技レッスンもしました。」と初挑戦に対する意気込みを語った。棚橋さんについての印象を聞かれた監督は、「初主演ということできっと、相当プレッシャーがあったと思いますが、棚橋さんは努力の方で、どんどん成長していて、リハーサルとクランクインの時には別人のようでした。」と太鼓判。
妻を演じた木村は「クラッシュギャルズが全盛期の時代に育っておりますので、プロレスはもう大好きです!でもテレビでしかみたことがなかったので、今回ご縁をいただき棚橋さんの試合を観に行かせていただいきました。とっても楽しかったです。でも場外乱闘に近づいちゃいけないんですね。(笑)」と、初観戦したプロレスについての感想を熱く語った。
息子を演じた寺田は「ぼくはころちゃんというくまちゃんを持っているんですが、“たなくま”ちゃんと“よしくま”ちゃんというくまちゃんをいただきました。その子たち今だいじにしています!監督は終わった後、『今日よかったよ。』とほめてくださり、嬉しかったです。仲さんはお芝居がほんとうに上手な方で、笑ってはいけないシーンで思わず笑ってしまいそうになるくらい、本当にすごかったです。」と撮影中のあたたかなエピソードについて、元気いっぱいに語った。
今回、プロレスが大好きな女子、“プ女子”を熱演した仲は、
「何かに熱中する役は、やっていて自分でも熱中して楽しくなってきますし、難しく考えずに、心から好き!ただ好き!ということだけを考えて演じました。プロレスは昔観たことがありますが、今回本当に久しぶりに観ました。」と役作りについて語った。そんな仲さんについて監督は「本当になりきっていらして、素晴らしかったです。」とその“プ女子”ぶりを大絶賛。棚橋も「ファンの方がこういう風にプロレスを観て下さているんだ、という気持ちがすごくわかりました。」と仲の演技を絶賛した。
棚橋が演じた逆境から立ち上がる男という役柄にちなみ、逆境を跳ね返したエピソードを聞くと、棚橋は「チャンピオンなのにブーイングされてしまう時期があり、そのころの大阪での中西さんとの試合で、中西コールからはじまったんですが、試合中一生懸命プロレスに向き合い、最後僕が勝ったときに、棚橋コールになったんです。その時は、試合中に風向きが変わったのを感じました。プロレスを一生懸命やってきてよかったな、と思いましたね。」と、闘い続けてきた続けた棚橋だからこそ語れるエピソードを語った。
寺田は「逆上がりができるようになるまでにすっごくいっぱい練習したのですっごく大変です。今はできるようになりました。今は長きょり走がとくいです!」とアピール。
最後に、木村は「私がこの映画に出演を決めたのは監督の脚本です。私より10歳くらい若いですが、これからが本当に楽しみな監督のお一人だと思います。本日は本当にありがとうございます。」と、監督の脚本にひかれたことを明かした。そして、棚橋が、「40歳を迎え、こんなに一生懸命になれることがあったことに驚き、必死で、全身全霊全力でやりました!映画楽しんで観て下さい!劇場の皆さん、愛してまーす!」と締め、イベントは終了した。