日時:8月19日(日)
場所:神楽座
登壇者:松岡修造
『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』が8月31日(金)TOHOシネマズ日比谷他にて全国公開することが決定。1980年、世界中が注目する中、エレガントなプリンスとワイルドな野生児の対極的な2人が、ウィンブルドン決勝戦でぶつかり合った世紀の試合。世界中が固唾を呑んで見たスポーツ史に刻まれた究極の名勝負の映画化が実現した。本作の公開直前イベントに「僕のテニスは、この二人の奇蹟の試合から始まった!映画を観ながら僕はウィンブルドンセンターコートで一緒に戦っていた!伝説を感じろ!そして戦え!」と熱いコメントをよせた松岡修造が登壇。今なおテニス界にその名をとどろかせているジョン・マッケンローと20歳の時に対戦した経験を持つ松岡、「彼との闘いが今の松岡修造を作った!」と語る熱い男・松岡の自身の原点についても熱く語り、さらにテニスについて悩める学生やよしもとNo1テニス若手の芸人バモス!などの観客に対して、松岡にその悩みを熱く解決してもらった。
8/19(日)、松岡修造が『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』公開記念イベントに登壇しました。MCが松岡を呼び込もうとすると、突然その前に登場!自身の情熱を表すかのような赤い色のユニフォームとリストバンド、ラケットを手に突如現れた松岡に、テニスファンが終結した会場は笑いと拍手の嵐!そして、松岡からお客さんへの「この中でマッケンロー派はいます?」や、高校生に「なんで甲子園行ってないんだよ!」といった飛び込みの質問でイベントはスタート。
当時のボルグとマッケンローについて聞かれた松岡は、「彼らが来ていたユニフォームのFILAは、当時若者が着るのがステイタス、彼らのファッションが世界に通じたというくらい本当に人気の二人だった。」とふたりの人気ぶりを振り返る。ウィンブルドンで日本人として最高のベスト8入りを経験を持つ松岡が、ウィンブルドンとほかとの違いについて質問されると「ウィンブルドンは聖地。この80年の試合を見て、世界と戦いたいなと思い、僕のテニスをスタートさせた。それまでのテニスに対する魂が変わった試合だった。」と自信雄ルーツを語った。
88年、ジャパンオープン準々決勝で、松岡がマッケンローとのギリギリの戦いを展開した試合については「センターコートでマッケンローが自分にジャンピングアタックしてきたわけ。でもその時に自分に世界のマッケンローがかかってきたときには、よし!と思ったよね。」と貴重なエピソードを披露した。
映画については、「この映画を観ると、どれだけのプレッシャーや雰囲気で試合をしているかが分かると思う。みんなも錦織圭を観ててもを中途半端な思いじゃなく、心の底から一生懸命応援しようと思うと思う。」と話し、近々、全米オープン始まることについて、は「圭は今年は行けると思う。個人的な意見としてはグランドスラムの4つの大会での優勝を1回獲ると獲り方は変わってくると思うからそのためにも勝ってほしいなと思っているね。そして圭にも見てもらいたいね、この映画」と世界の戦いを描いた本作にを世界で戦う錦織圭選手にもアピールした。
そして、会場に集まったテニスを学ぶ学生らの「テニスにまつわるお悩み」アドバイスをその場で解決するお悩み相談コーナーがスタート。「テニスの試合での好不調が激しい。なかなか立て直すことができない。どうしたらいいでしょうか。」という質問に、「何言ってんの?それがテニスじゃないか。」と言いつつも、「弱い幹太郎、強い幹太郎。すべて幹太郎。」と質問者の名前をもじったさすがの答えに会場は爆笑!その意味を聞かれると、「いい時と比べる、ということ。弱い幹太郎の時もすべて自分なんだから。」他にも学生の方の質問に笑いを交えながら答え、そして最後に、よしもとのテニス若手芸人「バモス!わたなべ」からの質問も。「ブヨンボルグ」のボルグの格好をして登場したバモス!わたなべの芸風について興味津々な松岡は、ネタのリクエストをし「テニスあるある」を披露してもらうと、お客さんは微妙な空気のお客さんのリアクションを観て、「見てみ、この記者の人たちのリアクションを。いいか、お笑いっていうのは…」とお笑いについて指導し始める松岡。そして肝心なバモス!の「太って仕事を取ってますけど、本当は痩せてテニスがうまくなりたい」という質問に、『バモスはボルグ―、マッケンブー、信じてブー。』と書いたボードを渡し、「この映画を観て、自分をもっと追い込んでみろ。そしたら世界がわかるから。語尾にぶーをつけて話すんだよ。」と独特の返しで悩みを解決した。
最後にこの映画について、「マッケンローは心の部分で悩んでいた部分があったというのがこの映画で分かり、イメージが変わる。そして音楽、映像、カメラワーク、の光の使い方。本当に素晴らしい。ひとつだけ言いたいのはこの映画は深いので、本気で観て自分はどの男か、どういう性格をしているのかと思い考える作品だと思う。この映画を通して考えるべき作品だと思う。」とこれから映画を観る観客にメッセージを伝え、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。