SF 漫画の最高峰として語り継がれ、日本はもとより世界15の国と地域で翻訳された木城ゆきと原作による伝説の漫画「銃夢」が長年に渡り映画化を切望してきた巨匠ジェームズ・キャメロン製作・脚本で遂に『アリータ:バトル・エンジェル』 として映画化が実現。12/21(金)より公開となる。この度、主人公“アリータ”の新着画像とともに原作者木城ゆきと&ジェームズ・キャメロンからコメントが到着した。
「原作の漫画は斬新で想像力に富み、最先端をいっている」と絶賛し続けたキャメロン。彼は25年もの歳月をかけて待望の映画化をする本作の主人公について「アリータの目は巨大で、顔はハート型、ボディも漫画通りで、非の打ちどころがない(キャラクター)」とコメント。到着した画像からも見て取れるように原作を再現したというリスペクトと同時に、現代だからこそ描ける表現に自信を覗かせる。また、キャメロンから絶大なリスペクトを受けた木城は、最新の予告編を観て「最初は目が大きいので、びっくりしましたが、何シーンか見ているとすぐに気にならなくなり、水に沈む宇宙船を探検するシーンでの水に濡れたアリータは「かわいい!」と思うまでになりました。みなさんもすぐに好きになってくれると思います」と、自身が描いた漫画同様に“アリータ”が好感を抱かせるキャラクターであると太鼓判を押す。
さらに木城は、アリータだけでなく、世界観の表現について「『アリータ:バトル・エンジェル』のサイボーグボディの半透明描写や緻密なメカ、アイアン・シティのすさまじい情報量のロングショットなど、僕がマンガ原作やイラストで表現したくても出来なかったことを高度に描き出しているのを見て僕が思ったことは、“ありがとう!これが僕が 30 年前に見たかった映像だ! ”というのと、“映画表現がうらやましい! ”ということです」と漫画では実現不可能な描写をジェームズ・キャメロンが見事に描いているとを羨慕するとともに、感謝・絶賛のコメントを贈る。
そんな『タイタニック』、『アバター』を凌ぐ未だかつてない圧倒的な映像で描かれる本作だが、ロバート・ロドリゲス監督は「脚本を読んでアリータや、キャラクター達へ親近感を覚え、全員に感情移入できた。絶対に忘れちゃいけないのは人間性だ」と目を見張る映像の中でも重要なのはキャラクターの感情だと分析する。キャメロンが 25 年も育ててきた大切な作品で監督を任せたロドリゲスは「アリータはジェームズが生んだサラ・コナー(『ターミネーター』)や、リプリー(『エイリアン』)に似ているが、2人が戦士として目覚めていくのに対して、アリータ最初から戦士で、逆に心を見つけ出す。ジェームズはそこに興味を持ったし、僕も同じだ」とアリータというキャラクターの魅力について語る。キャメロンがこれまで描いてきたヒーローヒロインとは違った魅力を持つアリータを原作者絶賛の技術でどのように描くのか?益々期待が高まる。