映画公開記念!「寝ても覚めても」原作本 書き下ろし短篇入り増補新版 6/6(水)発売!

映画公開記念!「寝ても覚めても」原作本 書き下ろし短篇入り増補新版 6/6(水)発売!
提供:シネマクエスト

濱口竜介監督が、東出昌大を主演に迎え、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化し、第 71 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された『寝ても覚めても』が、9 月 1 日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開となる。映画の公開を記念して、河出文庫「寝ても覚めても 増補新版」の発売が 6 月 6 日(水)に決定した! 増補新版には柴崎友香と気鋭の漫画家・森泉岳土の書き下ろしで贈るコラボ小説×マンガ「同じ街の違う夜」が増補されている。

二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語である映画『寝ても覚めても』。主演・東出昌大が、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)という一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。メガホンをとるのは、前作『ハッピーアワー』でロカルノ、ナント、シンガポールはじめ数々の国際映画祭で主要賞を受賞し、その名を世界に轟かせた気鋭・濱口竜介。監督自ら熱望した「寝ても覚めても」の映画化で、満を持して商業映画デビューを果たし、初の世界三大映画祭への出品ながら、第 71 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。カンヌでお披露目された本作は、「日本のヌーベルヴァーグ!新しい才能が現れた」と海外の記者より賛辞が送られ、「繊細で感動的。人間の魂を追求する、比類ない映画(ル・モンド)」「エレガントで深遠な愛のロンド。美しい!(レ・ゼコー)」、「濱口監督は、現代における最も重要な監督の一人だ。愛の季節を描いた『寝ても覚めても』はカンヌで栄誉を与えられるべき作品(リベラシオン)」「ニュアンスに富んだ演技が見事!(インディワイヤー)」と、海外メディアから絶賛された。

「寝ても覚めても」は、柴崎友香が 2010 年に発表した長編小説で、第32 回野間文芸新人賞を受賞。朝子の目に映る景色をつぶさに描き出し、2人のそっくりな顔の男性の間でゆれる恋心を細やかに表現した柴崎友香を代表する一作である。

このたび発売される河出文庫の増補新版は、映画の主演で麦と亮平の一人二役を演じる東出昌大と、ヒロイン朝子を演じる唐田えりかが映る映画のティザービジュアルが表紙に。さらに増補新版のために書き下ろされた柴崎友香による短篇小説「同じ街の違う夜」がマンガとのコラボで加わる。舞台は東京、渋谷。十年前に少しの間住んでいた東京に、再び上京した主人公は、昔の渋谷の風景を思い出しながら今の渋谷の町を歩く。時間の流れで変わったもの、今も昔も変わらずその場所にある建物、目に映る景色を追いかけながら、記憶を手繰り友達との会話や出来事を思い出す。「寝ても覚めても」の中で会話の中にだけ登場した麦の妹 米(まい)も登場し、軽やかに再出発の一歩を踏み出す短篇となっている。短篇の物語に合わせて差し込まれるのは、2014 年に発売された文庫版「寝ても覚めても」の表紙も担当した漫画家であり、「報いは報い、罰は罰」「祈りと署名」(共にビームコミックス)などで知られる森泉岳土。

【「寝ても覚めても」増補新版 情報】
著者:柴崎友香/河出文庫/344 ページ/ISBN:978-4-309-41618-2 /
C コード:0193/発売日:2018.06.06/定価 799 円(本体 740 円)
★書き下ろしコラボ「同じ街の違う夜」 小説:柴崎友香×マンガ:森泉岳土

最終更新日
2018-05-24 12:00:38
提供
シネマクエスト(引用元

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