『ブリジット・ジョーンズの日記』や『エリザベス』の製作者が自身の両親の奇跡のような実話を映画化した『Breathe(原題)』が、邦題『ブレス しあわせの呼吸』として2018年9/7(金)より角川シネマ有楽町他全国公開されることが決定した。
第71回ロンドン映画祭でオープニングを飾った本作は、1950年代にアフリカでポリオに感染した父親のロビン・カヴェンディッシュとその妻ダイアナの激動の半生を、息子であるジョナサン・カヴェンディッシュが自ら映画化した感動作。ロビンは、首から下が全身マヒになり、人工呼吸器なしでは自力で息をすることができず、余命数ヶ月を宣告された。だが、思い出の中の両親は、笑顔とユーモアを絶やさず、外の世界へと飛び出していった。なぜ、彼は「世界一幸せ」だと胸を張れたのか?ポジティブかつエネルギッシュに人生を謳歌したロビンと、彼に無償の愛を注ぎ込んだ妻のダイアナ、支え続けた兄弟や友人たちとの絆が、『レ・ミゼラブル』の脚本家ウィリアム・ニコルソンの手腕により、感動的に描かれる。笑いや感動で、人々を幸せにする映画製作者として活躍するジョナサン・カヴェンディッシュの原点にもなったと言える真実の物語。
主人公には『ハクソー・リッジ』でアカデミー賞にノミネートされたアンドリュー・ガーフィールド、ダイアナにはTVシリーズ「ザ・クラウン」でゴールデン・グローブ賞を受賞したクレア・フォイ。家族を見守る仲間たちには『プライドと偏見』のトム・ホランダーや、「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵でお馴染みのヒュー・ボネヴィル。監督は、『ホビット』シリーズの第2監督を務め、今回初長編監督デビューとなるアンディ・サーキス。オスカーに3度輝く撮影監督ロバート・リチャードソンが捉える、50~60年代の英国のエレガントな暮らしと、旅先の雄大なアフリカの風景も見逃せない。