日時:3月12日(月)
場所:台湾文化センター
登壇者:大野拓朗、落合モトキ、岡本夏美、三原慧悟監督
台湾ロケを敢行した映画『台湾より愛をこめて』(3月24日公開)の完成報告会見が3月12日(月)、東京の台湾文化センターで行われ、主演の大野拓朗、共演の落合モトキ、岡本夏美、三原慧悟監督が参加した。
売れないお笑い芸人・雄介役の大野は「撮影は短い期間で行われましたが、どうすれば面白くなるか、寝る間を惜しんで毎晩考えました。現場では色々な案を出して、観客の皆さんを一生懸命に楽しませようと、台湾に感謝を伝えようと思いながらの撮影でした。だからこそ公開も待ち遠しい」と封切りを期待。雄介の元相方・光一役の落合も「まるで(大野と)二人で撮ったような感覚がある。それを皆さんに届けてどのように受け取ってもらえるのか楽しみ」と反響を心待ちにし、雄介たちが台湾で出会う夢追う少女メイ役の岡本は「台湾の温かさもそうだし、いつになっても夢を追うのは素敵だと感じられる作品になった」とアピールした。
台湾では超有名ユーチューバーでもある三原監督は「自分で企画書を出して約3年。やっと公開できるという嬉しい気持ちでいっぱい。色々なことを感じてもらって、台湾に遊びに来てくれたら嬉しい」と呼びかけた。また大野は撮影地・台湾について「とにかく楽しかった。撮影がない間でもキャストみんなで移動して、僕らが炎天下と豪雨の中で撮影しているときに(岡本が)観光していたり。撮影でもあるけれど、グループで旅行をした気分。特におっちー(落合)という親友と2人で台湾旅行に来たという感じ。いい思い出ばかり」と回想。ただ三原監督がユーチューバーとして現地で超有名人だったことから「僕らが撮影で集中しているときに、監督が現地の一般人に『キャー!』って囲まれるし、それで撮影も進まず。それくらい大人気」(大野)と振り返り、岡本も「どっちが撮られているのか、なんだかモヤモヤした」と笑わせた。この日の会見中、芸人役の大野は、劇中の一発ギャグを岡本からムチャブリおねだりされ、全力で披露し「なんだか体中が痒い」と赤面する一幕もあったが、三原監督は「大野さんは気遣いのできるイケメン。本来ならばこちらが気を遣わなければいけないのに、大野さんの方から気を使ってくれて、疲れた顔も嫌な顔もしない。素敵なリーダーだった」と太鼓判。岡本も「凄くカッコいい…お兄さんだと思った」と褒めると、大野は「カッコいい、で止めてくれればいいのに!」と照れ隠しツッコミだった。
最後に大野は「主役を務めさせてもらえるのは幸せなこと。引っ張りたいというタイプではなく、みんなで一生懸命作りたいと思った。どちらかといえばみんなの背中を後ろから押したいタイプ。自分が率先して楽しむことで楽しい現場になるものだから」と座長としての心得を語り「純粋に映画を楽しんでもらって、台湾を気に入ってもらって、旅行先に台湾を選んでくれたら嬉しい。ゴハンも、マンゴーかき氷も、タピオカミルクティーも本当に美味しかった。映画を観たみなさんも台湾に実際に足を運んでもらえたら」と締めくくった。映画『台湾より愛をこめて』は3月24日(土)より新宿シネマカリテほか順次公開。なお、一足初早く撮影地でもある台湾での公開も決定している。