その比類なき世界観でベネチア国際映画祭を魅了し、金獅子賞を満場一致で獲得。第90回アカデミー賞(R)では、最多13部門ノミネートを果たし、いま最も話題の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』が、3月1日(木)より全国ロードショーとなる。本作は『パンズ・ラビリンス』、『パシフィック・リム』などの世界的ヒット作で知られる、メキシコの巨匠ギレルモ・デル・トロ監督によるファンタジー。ひとりの孤独な女性と水の中で生きる不思議な生物との言葉を超えた“愛”を描き、映画賞を席巻中。
孤独だが慈愛に満ちた女性イライザを演じたのは『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンス、彼女を支える優しい隣人に『扉をたたく人』のリチード・ジェンキンス、イライザと恋に落ちる生き物に息吹を与えるのは『パンズ・ラビリンス』でもデル・トロ監督とタッグを組んだダグ・ジョーンズ、冷徹な政府の調査官には『テイク・シェルター』のマイケル・シャノン、イライザの頼もしい同僚には『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサーが扮している。
この度、ファイナルファンタジーのキャラクターデザインをはじめ、デヴィッド・ボウイをイメージして描いたシリーズや、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのコラボアートも手がけた天野喜孝から『シェイプ・オブ・ウォーター』のコラボアートとコメントが到着した。
<コラボアートについて>
『シェイプ・オブ・ウォーター』が持つ普遍的な物語性とファンタジーの世界観は、天野喜孝氏が今まで手がけてきた作品の世界観に近く、このコラボアートが実現した。今まで多くのキャラクターデザインを手がけてきた天野喜孝は、本作を一足早く観賞し”彼”のキャラクターに興味を持ちました。”彼”の本来の姿をイメージするなかで、”彼”の神秘的なオーラが形を変えて、水のマントを纏うビジュアルが誕生した。
<天野喜孝/コメント>
素晴らしいですね、60年代、70年代のアメリカは私の好きな時代で、とても好きな映画です。
上部がカーブになっている主人公の部屋の窓の形から、私がアメリカで生活していたときを思い出しました。
この映画を観た後に、いろいろなイメージを拡がり、
そのなかで”彼”が元々住んでいた場所に戻った時のイメージが見えてきました。
水の中の神殿に住んでいて、”彼”は特別な水のマントを羽織っているイメージです。
”彼”は、そういう存在だと思うんですね。
そういう想いで、この絵を描きました。
この絵は、映画を観る前と後では、印象がすごく変わると思います。