本年度アカデミー賞(長編アニメーション賞、主題歌賞)にダブルノミネートされ、受賞最有力と呼び声も高く、さらに第45回アニー賞では長編アニメーション賞を含む11部門で受賞した『リメンバー・ミー』が3月16日(金)公開となる。“おもちゃの世界”や“モンスターの世界”など、これまで誰も観たことがない世界を舞台に数々の感動的な物語を生み出してきたディズニー/ピクサーが今回描くのは、カラフルな“死者の国”を舞台にした大冒険。ピクサー最高傑作の呼び声が高い本作は、日本版声優のへクター役に俳優の藤木直人、イメルダ役に女優の松雪泰子、フリーダ・カーロ役に渡辺直美など豪華キャストが集結していることでも話題を呼んでいる。さらに、日本版声優として参加している意外な俳優やタレントそしてベテラン声優たちが一挙解禁となった。
音楽が重要な鍵を握る『リメンバー・ミー』では、主人公ミゲルは至るところで、ミュージシャンと遭遇する。そして、それらの声優を担当した面々の中には、なんと本物のミュージシャン、アイドルとDJが含まれる。まずは、ミゲルが「生者の国」のマリアッチ広場で出会う女性ミュージシャン役に、映画や舞台に出演するなど幅広い活躍し、人気を誇っているアイドルグループSKE48のメンバー高柳明音が参戦。さらに男性ミュージシャン役には、ラジオDJとして活躍する大抜卓人が熱演している。そして、ミゲルが「死者の国」で出場する歌のコンテストのライバル役である“ロス・チャチャラコス”のメンバーには、本作の日本版エンドソングを担当している“シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ”から女優としても活躍されているシシド・カフカと東京スカパラダイスオーケストラのドラマーの茂木欣一が日本版声優にも挑戦している。
また、「死者の国」のガイコツの住人たちには、日本テレビ『news every.』に出演しているフリーアナウンサーの寺田ちひろ、ファッション界からTVCMでも活躍するイケメンハーフモデルのカイミ、2.5次元ミュージカル界で絶大なる人気を誇るイケメン俳優の鈴木拡樹も参戦している。それぞれ特徴をもったガイコツのキャラクターで登場するのか楽しみだ。
さらに、数々の作品に出演し、有名キャラクターを演じてきた人気声優そして俳優たちも本作では多数参加している。国民的人気を誇る漫画『ONE PIECE』のブルック役、映画では『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラムの声やNHKの教育番組『いないいないばあっ!』のワンワンを演じている声優のチョーだ。ブルックでガイコツを長年演じてきたチョーだが、本作でもガイコツ役で登場。さらに、人気テレビ番組でお馴染みのナレーションや『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公碇シンジの父碇ゲンドウや『銀魂』のマダオこと長谷川泰三など、個性的なキャラクターを演じてきた声優の立木文彦も参戦。実はピクサー作品全てに出演するジョン・ラッツェンバーガーが演じる役の声を演じており、ピクサーの常連声優でもある。これまで『モンスターズ・インク』シリーズのイエティや『カーズ』シリーズのトレーラーのマック、『ファインディング・ドリー』のヤシガニのビルなど数多く出演。本作でも字幕版でジョンが演じた歯列矯正医のフアン・ハノキョーセー役で登場する。
また既に話題になっているミゲルのお父さん役の横山だいすけと共にミゲルのお母さん役に『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シリーズのアストライア・トア・ダイクン役などで知られる声優の恒松あゆみが務める。ミゲルのひいおじいちゃん(パパ・フリオ)役に『アナと雪の女王』のウェーゼルトン公爵や『トイ・ストーリー』シリーズのリトル・グリーン・メン、『フィニアスとファーブ』のドゥーフェンシュマーツ博士など、ディズニー作品に多数出演する声優の多田野曜平も参加。また、TV・劇場版アニメ『マクロスΔ』ワルキューレのリーダーカナメ・バッカニア役をはじめ、大人気アニメ『アイカツ!』シリーズの北大路さくらを演じている声優の安野希世乃は、ミゲルが大好きな映画の中に登場する修道女役を演じている。さらにNHK連続テレビ小説『あまちゃん』、『ひよっこ』などに出演する女優の大方斐紗子がミゲルのひいおばあちゃん(ママ・ココ)役に命を吹き込む。実力派たちが脇を固める布陣となった。
国も文化も超えて、“家族”をテーマにした物語が、世界中の観客を感動の渦に巻き込み、全米では興行収入3週連続1位の大ヒット。メキシコでは歴代興収1位に輝いた。アカデミー賞受賞にも期待がかかる『リメンバー・ミー』からますます目が離せない。映画『リメンバー・ミー』は3月16日より全国公開。