真の強さを求めて、“ 1/60秒”で戦う世界がある。いま、全世界が注目している“eスポーツ”!!『リビング ザ ゲーム』。シアター・イメージフォーラム(東京)での公開初日が3月3日(土)に、また、大阪では第七藝術劇場にて今春、愛知では名古屋シネマテークにて4月より公開されることが決定した。
ゲーム・エイジが生んだプロゲーマーという職業。世界中から羨望を集める彼(彼女)らの歓喜と苦悩の物語。
2014年 TOKYO DOCS、 2017年 カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭、2017年 広州国際ドキュメンタリー映画祭等に出品され、世界各国で話題を呼んだドキュメンタリー映画『リビング ザ ゲーム』。日本が生んだTVゲーム「ストリートファイター」という世界的カルチャー。TVゲーム人気の隆盛は、それまでには考えられなかった職業を生んだ。人前でゲームする姿を見せることを生業とする「プロゲーマー」だ。彼らは、ゲーム関連企業などをスポンサーとし、世界各地で行われるゲーム大会を転戦して賞金を獲得。試合の模様は世界中にネットで中継され、大会会場では観客が熱狂する。プロゲーマーたちの佇まいはテニスプレーヤーのそれを連想させる。その中には、スター・プレイヤーやカリスマ的な選手がいる。彼らはどんな人々なのか? に迫るのが、本作『リビング ザ ゲーム』。
時代の寵児か、社会のはみ出し者か。コマンド操作での複雑な駆け引きを可能にした「ストリートファイターⅡ」の登場が、1990年代に爆発的な対戦型格闘ゲーム・ブームを生み出した。2000年代に入ると大規模なゲーム大会が世界各地で開かれるようになる。日本発信のゲーム・カルチャーが、全世界の若者を虜にしたのだ。こうした背景の中、プロゲーマーが生まれた。ラスベガスで毎年開かれる、最も権威ある格闘ゲーム大会「EVO」で2度の連続優勝を果たした梅原大吾。ビースト(野獣)とあだ名され、プロゲーマーとして世界中のファンから絶大な人気を誇る。その大吾に強いライバル心を燃やすのが、若きプレイヤー、ももちだ。恋人でプロゲーマーのチョコブランカとともに、格闘ゲーム界の頂点を目指す。さらに、アメリカ、フランス、台湾と世界各国の選手を巻き込んで、ワールドワイドなストーリーが展開する。
プロゲーマーは、常に社会の白い目とも闘っている。大人たちからは理解されない彼らの職業。葛藤しながらも、それでも格闘ゲームに生きる彼らは、果たして時代の寵児か、それとも社会のはみ出し者か。本作は、日本×台湾による国際共同制作。スタッフも、日本人、台湾人、オーストリア人、ドイツ人という国籍を越えたチーム編成が実現。1年以上に渡る撮影期間を費やし、これまで見たこともない、プロゲーマーたちの光と影に密着したニューエイジ・ドキュメンタリー!