サヘル・ローズ、憧れの監督と対面!テリー・ジョージ監督初来日!「最高のスーパーヒーロー映画だと伝えてほしい」『THE PROMISE/君への誓い』来日プレミアイベント

サヘル・ローズ、憧れの監督と対面!テリー・ジョージ監督初来日!「最高のスーパーヒーロー映画だと伝えてほしい」『THE PROMISE/君への誓い』来日プレミアイベント
提供:シネマクエスト

日時:1月24日(水)
場所:神楽座
登壇者:テリー・ジョージ監督、サヘル・ローズ


ナチスによるホロコースト以前に 150 万人が犠牲となった―アルメニア人大量虐殺事件―。悲しみの歴史に翻弄された男女 3 人の運命を描く『THE PROMISE/君への誓い』が、2 月 3 日(土)より、新宿バルト9 他にて公開となる。1月24日(水)、テリー・ジョージ監督が初来日しプレミア上映イベントが実施された。特別ゲストとして、イランで生まれ幼少時代を孤児院で過ごし、様々な苦難を乗り越えられた経験を持つタレントで女優のサヘル・ローズが登壇した。

“ルワンダ虐殺”の真っ只中で人命を救うために尽力したホテルマンの実話を描き日本では劇場公開を求める署名活動まで巻き起こった話題作『ホテル・ルワンダ』に続き、再び悲劇に光を当てて描いた『THE PROMISE/君への誓い』の公開に先がけ、テリー・ジョージ監督が初来日し、プレミア上映前のトークイベントに登壇した。

本作の日本語字幕監修を手掛けたアルメニア近現代史の専門家・吉村貴之氏の進行によりイベントがスタート。テリー・ジョージ監督は「『ホテル・ルワンダ』で日本で署名運動が起こったことを今回日本にきて初めて知りました。こうして来日が実現したことを大変うれしく思っています。到着したのは、日本に大雪の降った日でしたが、マイナス10度の NY から来たものですから、そんなに大したことではないです。」と挨拶し、会場の笑いを誘った。「この作品は、非常にユニークな作品です。アルメニア系アメリカ人・カーク・カーコリアン氏が、熱心な思いで出資してくれたことでこの映画は制作できました。市井の“普通”の人間がとてつもない悪に立ち向かい、サバイブしていくストーリーです。」<アルメニア人大虐殺>という事実には『ホテル・ルワンダ』撮影時に知ったという。リサーチを重ねる中で、これはいままで語られることのなかった20世紀の大罪である、自分がやらねばならないテーマだと思ったという。そして虐殺事件、難民問題を描きながらも、より多くの観客へ届けるために3人の男女の人間関係も同時に進行していくエンターテイメント要素も盛り込まれた。

イベントの中盤に差し掛かり、特別ゲストの女優、タレントのサヘル・ローズが登壇、アルメニアの国花<アネモネ>の花束をテリー監督へ贈呈。
サヘルは「先ほど初めてお会いしたんですが(監督が)こんなにお茶目で優しい方だとは…!『ホテル・ルワンダ』を中学生の時に母と一緒に観ました。地図の上ではこの国のことを知っていましたが、この場所であのような出来事が起きていたとは全く知らず、ショックを受けました。しかしこの体験はその後の私の財産になりました。

“好きな映画は?”と聞かれると『ホテル・ルワンダ』と挙げています。これはお世辞抜きです!」と感無量の様子で監督へその思いを伝えた。
「中東の多くの方はアルメニア人に起きたこの事件を知りません。教科書にも載っていなくて、閉ざされていた歴史だと思います。この映画を難民映画と構えないで観てほしい。登場するそれぞれの人物に共感しやすくて、必死でこの時代を生きていた人達の物語です。100年前は古い話ではなくて今も繰り返しています。この映画は過去を現代に映し出す鏡だと思います。」というサヘルの熱弁に「もう、完璧なレビューでした(笑)」とテリー監督が応える一幕も。
最後に、これから鑑賞する観客へ向け、テリー監督は「もし観終わって、知人に薦める機会があれば、たんなる難民映画でなくて、”2018年最高のスーパーヒーロー映画だった“、と伝えてほしい。空を飛べたりする訳ではないけど、ここに描かれている人達はリアルなヒーローです。もし署名が必要とあらば、僕も署名します!」とユーモアを交えつつも真摯なメッセージでトークイベントを締めくくった。

最終更新日
2018-01-26 12:00:36
提供
シネマクエスト(引用元

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