日時:11月16日(木)
場所:アーフェリーク白金
登壇者:佐藤健、土屋太鳳
結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁を、8年間待ち続けた新郎―。「YouTube」に投稿された動画をきっかけに、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として一気に話題が広がった、一組のカップルに起きた奇跡の実話を映画化。佐藤健、土屋太鳳の豪華W主演に加え、『64-ロクヨン-前編/後編』(16年)の瀬々敬久監督がメガホンをとり、信じる力と深い愛に満ち溢れた感動のドラマを紡ぐ。公開に先がけ、11/28(火)に公開直前イベントが実施された。
会場は映画さながらの結婚式場。幸せに包まれた雰囲気の中、MCの掛け声で会場後方の扉が開くと、ウェディング姿の佐藤健と土屋太鳳がバージンロードを通り登場。
佐藤が「こういった会場でこういった格好でこういったことをさせていただくのはいつもとは全く違った緊張感があります。慣れないので、どうしたらいいかわからなくてドキドキそわそわですね。エスコートの仕方は40点ですかね。もうちょっと優雅にやりたかった。緊張しちゃってうまくできなかったです。」と、土屋が「まさに未来の夫婦の方々がスタート地点を切るこの場所でこんなイベントをさせていただくのは緊張しているのですが、すごく幸せな空気を感じています。多分愛の空気なんだな、と思いますが、大事にしたいです。」と話し、撮影以来のウェディング姿ということで、佐藤のタキシード姿を久しぶりに見た土屋が「この距離で拝見すると迫力がありますね。(笑)撮影の時は尚志さんだったけど、今日は健先輩のタキシードなんだと思うと緊張してしまいました。世界中の女性の代表としてここに立とうと思いました。」と、それぞれ話し、撮影とはまた違った雰囲気のイベント登壇に緊張をのぞかせた。
劇中でも着用したドレス姿の土屋は「もう一度着れるとは思わなかったですし、瀬々組の思いが詰まったドレスを着れて、とても嬉しいです。私のドレス姿どうですか?」と、佐藤にドレス姿の感想を求めると、佐藤は「もちろんお綺麗ですし、隣に立てて最高に幸せです。」と照れつつも話し、質問をした土屋も「恥ずかしいです。」と、リアクション。
次に全国のプレ花嫁・花婿から募集した「8年後、どんな夫婦になっていたいか」というメッセージが888枚集められた”ハチハナツリー”のアンヴェールセレモニーにうつった。MCの掛け声で佐藤健と土屋太鳳がリボンを引き、”ハチハナツリー”がお披露目。会場の観客からは歓声が上がった。佐藤は「可愛いですね。8ってフォルムが素敵。一枚一枚びっしり思いが書いてあります。」とツリーを見た感想を答えた。
「何年経っても愛を語れるそんな家族になりましょう。」「今の8倍愛します。」などの寄せられたメッセージを聞くと、土屋は「いや〜愛ですね。言葉って心なので。愛の言葉がたくさん詰まっているなあ、と本当に不思議な気持ちです。」と感想を述べた。
そして8年後自身がどうなっていたいか尋ねられると、佐藤は「想像つかないですけど、役者を続けられることができるなら、また土屋さんと共演したいです。今回は結婚式までのカップルを描いた作品だったので、次は結婚後の夫婦を演じたい。」と、土屋は「30代に入る前ですね。また健先輩と共演したいですし、大切な人たちと大切な時間を温められるようにしたいと思います。今出会っている方を大切に、また健先輩に追いつけるよう、人生歩んで参りたいと思います。」と”8年後の”再共演をお互い熱望。
次に、会場に集まったプレ花嫁からの佐藤と土屋への質問コーナーにうつった。「この映画に出演されて結婚したくなりましたか?」という質問に、佐藤は「元々結婚したいという気持ちはありましたが、実際の尚志さんと麻衣さんご夫婦にお会いして、より憧れが強くなりましたね。」と話し、土屋は「撮影の時に麻衣さんと尚志さんに何回かお会いして、本当に素敵なご夫婦だと思いました。大変なこともあるけど、人生を歩んでいくとこんな感じなんだな、(結婚に)前向きに挑戦したいです。」と土屋らしい言葉で結婚への意欲ものぞかせた。
「理想のプロポーズを教えてください」という質問には、佐藤が「プロポーズに理想を持つのは女性なんじゃなかな。男はできるならやりたくない。(笑)気の重くなるイベントの一つだと思いますね。もし本当にやるんだとしたらさりげなくしかできないかな、と思います。」と正直に話すと、土屋は「(佐藤は)とても紳士で愛情深い方だから、健先輩にプロポーズしていただける方は本当に幸せだと思います。相手の方によると思うんですけど、相手の方が一生懸命伝えようとしてくれたことが一番嬉しいな、と思います。やっぱり、“35億分の1”に出会いたいです。」と答え、会場の笑いを誘った。
さらに「いくつぐらいまでに結婚したいとかありますか?」という質問には、佐藤は「本当にいつでもいいんですが、30代後半までにはしたい。早い分にはいつでもいい。早くても構わない。」と答え、会場からは驚きの声が上がった。土屋は「女優という仕事はたくさんの方と気持ちをつなぐお仕事なので、1人の方と出会いがあれば、その時挑戦したいと思います。」と、”挑戦”する意欲をのぞかせた。
そして、「お二人が結婚されるならどんなタイプが理想ですか?」と聞かれると、佐藤は「結婚ということに関して、マストになるのは家事をしっかりしてくれる人。他の条件はないんですが、自分が家事ができるタイプではないので、やってくれる人がいいです。」と話し、土屋は「私は思いやりのある方です。私自身が知識が豊富な方が好きなので、色々なお話をして教えてくれる人がいいな、と思います。のんびりできる方がいいかなと思います。」とお互いの結婚観をのぞかせた。
最後に佐藤が土屋のベールをあげるセレモニーを行い、土屋が「今日は8年越しの花嫁の”8”という数字にかけて、素敵な言葉をたくさんいただいたんですが、”8”は漢字にすると末広がりだし、(数字を)横にすると無限大なので、たくさんの人の思いが詰まった無限の愛情を注ぐことができて、本当に幸せに思っております。お二人が信じ続けることで、出来たこの奇跡をたくさんの方に体験していただければと思います。」と話し、佐藤が「(今日のイベントは)映画のイベント、という感じがしなかったです。ふわふわした気持ちで照れるんですが、土屋さんはやっぱりすごい女優さんだな、と思いました。映画を見ていただけるとわかると思うんですが、僕だったらできないような芝居をしていて、相手の女優さんをここまで思いながら芝居をするのは初めてでした。土屋さんの芝居を見るだけでもお金を払う価値があります。壮絶な8年間だったけど、たくさんの愛があって、尚志さんにとっては幸せな8年間だったんだな、と思います。最高の奇跡に、幸せな気持ちになっていただけると思います。劇場でぜひご覧ください。」と、熱い気持ちを話し、2人はフラワーシャワーの中、再びバージンロードを歩き、大盛況のままイベントは幕を閉じた。