日時:11月15日(水)
場所:アキバシアター
登壇者:谷花音、パンク町田(ULTIMATED ANIMAL CITY代表)
『猫が教えてくれたこと』(配給:アンプラグド)が11月18日(土)よりシネスイッチ銀座他全国順次ロードショーとなる。11月15日(水)、愛猫みかんちゃんを初お披露目した谷花音と、ポスト・ムツゴロウと称されるパンク町田をゲストに迎え、トークショー付き試写会が行われた。
この度、「猫が教えてくれたこと」の公開直前試写会にて、数々の映画やドラマで活躍し、大の猫好きとして知られている谷花音ちゃんと、あのムツゴロウさんこと畑正憲氏に「ポスト・ムツゴロウ」に任命され、「ダウンタウンDX」「マツコ&有吉 かりそめ天国」などのバラエティ番組で活躍し、「ありとあらゆる動物のプロフェッショナル」と称されるパンク町田をゲストに迎えたトークショーが行われた。
家で猫を2匹飼っているという谷は、映画に登場する猫たちについて「みんな本当に自由気まま!自分で自分の食べ物を獲りに行く姿や、子猫を守ろうとする姿など、今まで見たことのない“猫の本能”を知ることができました」と感想を述べた。飼い猫のはっさく、みかんの2匹と暮らし始めて4年半という谷。「猫に癒される瞬間は?」と司会者に聞かれると、「疲れている時や、学校のテストが上手くいかなかったなあ…と落ち込んで家に帰ると、そこに猫たちがいて、明日も頑張ろう!という気持ちになれる」と飼い猫たちとのエピソードを語った。数々の動物を扱いこなしてきたパンク町田は、5匹の野良猫たちと暮らしているという。そんなパンクの持つ猫のイメージとは、ズバリ「霊会と現世をつなぐ動物」。「猫がある一点をジーっと見ていると、“あ、そこにもしかして3年前に亡くなった母親がいるのかな?”なんて考えてしまう。そういう意味で猫はとてもありがたい存在」としながらも、「猫に霊感なんてないよ!」と猫霊感所持論を覆し場内に笑いを誘った。
動物と接する時のコツを聞かれたパンクは、「まず自分が食べられないことですね」と即答。また、「むやみに目を合わせたりむやみに追いかけまわして触らないことです。動物と人間は仲良くできるんです。ただ、その動物の種類やその個体個体によって仲良くできる距離感がみんな違う。人間が勝手なイメージで近付くから嫌われてしまう。適した距離感、それが猫の欲しい愛情」と語り、地上10センチの距離で猫の暮らしを撮影した本作については、「猫の方から人間に近づいてきているので、猫にとってもちょうどいい距離感。彼らが人間を見て、距離感を決めて近寄ってきているので、素晴らしい猫たちですね」と語った。「猫を飼い始めた頃、噛まれるのではないかと怖かった」と言う谷に対し、「動物と接する時は怖がってはダメ!」とパンクがアドバイス。「噛まれても痛くないふり!痛くないふりして撫でてあげる。ヤマネコもそうですよ。ベンガルぐらいだったら少しは縫うけど、撫でてあげればすぐ仲良くなれます」と、さすがポストムツゴロウな発言を繰り出した。
会場には、「人懐こくて犬っぽい性格なんです」と谷が紹介する愛猫みかんちゃんが登場。1歳半というみかんちゃんを腕に抱きながら「みかんがよくキュルキュルって鳴きながら走るんです」とお悩み相談する谷に、「ホルモンが分泌された時に声が出ることもあれば、声を出すことによってホルモンが分泌されたりもする。遊んでいる時などにキュルキュルという声を出したら、気分が高揚しているという現れですね」と答え、会場の観客も大きく頷いた。最後に、この映画の見どころを聞かれると、谷は「普段猫を飼っている人でも見れない猫の行動や本能を間近で感じられる映画。猫を飼っていない人でも、新しい発見のある作品です」と笑顔で語った。