2018年1月13日(土)から公開される映画『悪と仮面のルール』。日本国内のみならず、アメリカをはじめとした海外でも注目を集める芥川賞作家・中村文則の原作が、関ジャニ∞や福山雅治らのミュージックビデオやCMを数多く手掛けてきた新鋭・中村哲平監督によって、ついに映画化された。
“悪”となるために創られた男・久喜文宏を演じるのは、映画、舞台など幅広いジャンルで活躍する玉木宏。そのほか、新木優子、吉沢亮、中村達也、光石研、村井國夫、柄本明ら実力派キャストが集結。壮大なサスペンスと深遠で哲学的なドラマが誕生した。
中村文則の小説は、国内外で高い人気を誇り、又吉直樹、若林正恭らも大ファンと公言。俳優やミュージシャンでも、本作にテロリスト・伊藤として出演している吉沢亮をはじめ、綾野剛、家入レオ、成田凌などたくさんの著名人が中村文則ファンを公言している。
「悪と仮面のルール」(講談社文庫)は、ウォール・ストリート・ジャーナルで「ベストミステリー10小説」に選出され、「ジャパニーズ・ノワールの新たな旗手としての地位を確固たるものにするだろう」と評価されている。また、日本人で初めて、ノワール小説の分野に貢献した作家に贈られるアメリカの文学賞「デイヴィッド・グディス賞」を受賞している。この度、映画化された本作を鑑賞した中村文則からのコメントが到着した。
中村文則 コメント
「僕の小説が原作なのですが、そういった意味を超えて、一観客として惹き込まれ、深い感動に包まれました。少しでも多くの人にこの素晴らしい映画を観て欲しい。そう強く思いました。」
また、映画公開に際し、映画のポスタービジュアルを使用したフル帯バージョンの文庫も書店で展開されることが決定した。
◆「悪と仮面のルール」(講談社文庫)
著:中村文則
定価:¥660(税別)
ISBN 978-4-06-277679-0