東出昌大と濱口竜介監督がタッグを組み、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』。この度、場面写真が解禁となった。本作は、ミステリアスな自由人・麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という、同じ顔をしたふたりの男と、その間で揺れ動く女性・朝子の8年間を描く恋愛映画。濱口監督が、原作が持つストーリーの荒唐無稽さと緻密な生活描写に惚れ込み自ら映画化を熱望、メガホンを取った。東出昌大は、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・麦と亮平という初の一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。
この度解禁となった場面写真は、出会ったばかりの亮平(東出昌大)と朝子(唐田えりか)が見つめ合うツーショット。突如姿をくらましてしまったかつての運命の恋人・麦(東出一人二役)に瓜二つの亮平の顔に触れてじっと見入る朝子と、唐突な朝子の行動に困惑する亮平の姿が切り取られている。奇妙な出会いから惹かれ合っていく、ふたりの一筋縄ではいかない恋愛を予感させるような一枚だ。
あらすじ
大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちる。しかし、彼はある日、忽然と彼女の前から姿を消してしまう。それから2年後、東京に引っ越した朝子は、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。戸惑いながら、朝子も亮平に惹かれていくが―。麦と亮平―同じ顔をした、過去の”恋”と現在の”愛”が朝子の心を揺らしていく。