日時:11月2日(木)
場所:ロイヤル・アルバート・ホール
レッド・カーペット 参加メンバー: ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォー、ジョシュ・ギャッド、オリビア・コールマンなど
“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに描かれる『オリエント急行殺人事件』が12月8日(金)に公開となる。クリスティーは、ギネス世界記録によると史上最高の20億冊以上が出版されたベストセラー作家で、現在までに世界各国で多数映画化やドラマ化されている。1934年から時を超え愛され続けている名作が、イギリスが誇る名匠にして名優、ケネス・ブラナーによって絢爛たる映像で新たに生まれ変わった!
現地時間の11月2日17:30から本作のロンドン・ワールド・プレミアが華やかに開催された! 現在の映画界で考えうる最高の超豪華キャストがこのプレミアのためにロンドンに集結。会場となったのは、イギリスのヴィクトリア女王の夫のアルバート公に捧げられた演劇の殿堂である「ロイヤル・アルバート・ホール」。本作の豪華絢爛な世界観が反映されているかのような由緒正しき会場で行われた『オリエント急行殺人事件』のワールド・プレミアには世界中から集まった150名以上の報道陣と、作品を待ちわびる1500人以上のファンが集まり、L字型の100メートル以上となるレッド・カーペットへのスタッフ・キャストの到着を待ちわびる。
先ず登場したのは主人公エルキュール・ポアロを演じるのは、“サー”の称号を持ち、5度のアカデミー賞にノミネートされたケネス・ブラナー。監督も兼ね、多士済々なキャストを束ねる。そして乗客を演じた超一流スターたちが次々にレッド・カーペットに姿を見せる。ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォー、デレク・ジャコビら絢爛豪華なキャストが到着する度に、会場からは大きな歓声が上がる。何しろ今回はプロデュースに回った、『エイリアン:コヴェナント』のリドリー・スコット、『オデッセイ』や『デッドプール』のサイモン・キンバーグらを含め、主要キャスト&スタッフの米アカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、カンヌ&ベルリン国際映画祭での受賞だけで24回の受賞、86回以上のノミネートに上る。そして被害者となる傲慢なアメリカ人富豪を演じた『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジョニー・デップが別作品の撮影現場から駆け付け、その登場により、会場のヴォルテージはMAXに達した。
さらにこの日は、パリからやってきた実際のオリエント急行が初めてロンドンのセント・パンクラス駅に到着!華やかな旅のアイコンであるオリエント急行がプレミアを祝して駆けつけるという、ファンには嬉しい演出となった。
今なお、多くのファンに愛され続ける『オリエント急行殺人事件』は、この映画によってイメージを一新するスタイリッシュな作品に生まれ変わった。豪華絢爛な舞台を駆け巡る新たなポアロ像に加え、スピード感あふれるストーリー展開、追究され尽くした映像美で、世界中の原作ファン、そして映画ファンを魅了することは間違いない!
キャスト&スタッフ コメント
ケネス・ブラナー(監督/製作/主演):これまでの映画にはないキャラクターがあり、「誰が、どのようにして、なぜ」という意味でエンディングも変え、正義とは一体何なのかということを掘り下げていった。だから物語を知っている人でも、新たな視点で見られる映画になったと思う。
日本のみなさんが殺人ミステリー、特にアガサ・クリスティーが大好きで、中でもエルキュール・ポワロ、オリエント急行殺人事件がお気に入りなのだと知っています。一同、この新作を大変誇りに思っています。日本のみなさんに楽しんでもらえますように!
ジョニー・デップ:僕はこの映画の美しさに感銘を受けたよ。ケネスによって本作は実に見事に構成され、すべての小さなパズルのピースが合わさっていくのを目の当たりにした。ケネスは真の天才だ。彼が望むものなら何でも一緒に撮りたいね。
ミシェル・ファイファー:ジョニーと一緒に仕事をするのは2度目だったのだけれど、素晴らしかったわ。毎日楽しくて仕方がなかった。一緒に演技をするのが楽しい相手で、多くのものを与えてくれ、遊び心があり、必要あれば邪悪な感じにもなるわ。素晴らしい俳優陣との仕事で、その一員であることがとても光栄だった。
ジュディ・デンチ:撮影現場ではデレク(・ジャコビ)もケン(ケネス・ブラナー)をはじめ、旧友がたくさんいたので、とても楽しかった。ケンがすべてを上手くアレンジしてくれたので、楽しいという思いに溢れていたわ。
今では正に伝説的と言えるクリスティーの代表作だけれど、あまりに多くの人がこの映画のエンディングを知らないのには驚かされる。でも、それは良いことよ。誰が犯人なのかを知らない若者たちが大勢観に来るというのは良いものね。
ペネロペ・クルス:私が演じた女性は、大きな秘密を抱え、過去に大きなトラウマがあり、それを癒やす方法を模索している人物なの。私たちは誰もがトラウマを経験していますが、彼女の場合はそれがとても極端なの。それに向き合う方法を探している人物で、キャラクターを大事にして演じたわ。
デイジー・リドリー:撮影現場ではとても緊張したのだけれど、すぐにリラックスでき楽しかったわ。以前はスター・ウォーズの撮影が待ちきれなかったけど、今度はこの映画の撮影が待ちきれなかった。毎日、みんなと一緒にいられると思うとワクワクして仕事場に行ったわ。
クリスティーは素晴らしいイギリス人作家で、時代を先取りしていたわ。彼女の作品にいつか出たいと思っていたけれど、このような形で実現するとは思っていなかった。素晴らしいわ。信じられなかった。そうして今ここにいるというわけよ。