ナチス・ホロコースト以前に150万人が犠牲となった“知られざる悲劇”―アルメニア人大量虐殺事件―。悲しみの歴史に翻弄された男女3 人の運命を描く『THE PROMISE/君への誓い』(原題:THE PROMISE)が、2018年 2 月 3 日(土)より、新宿バルト 9 他にて全国公開されることが決定した。監督は『ホテル・ルワンダ』の名匠テリー・ジョージ。オスカー・アイザック、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベイルら実力派キャスト陣が、本作の切実なテーマに共鳴して集結した。本作のポスタービジュアルと予告編も合わせて公開となった。
『ホテル・ルワンダ』のテリー・ジョージ監督が、いま語り継ぐ“もうひとつの悲劇”
ホロコーストの約20年前に150万もの人々が犠牲になった知られざる史実…オスマン帝国(現在のトルコ共和国)によるアルメニア人大量虐殺事件である。語り継がれるべき負の歴史に翻弄された3人の男女の姿を追った壮大なヒューマンドラマが遂に公開となる。“20 世紀最初のジェノサイド”に正面から向き合ったのは、ルワンダ虐殺の真っ只中で人命を救うために尽力したホテルマンの実話を描き、日本では劇場公開を求める署名運動まで巻き起こった『ホテル・ルワンダ』の名匠テリー・ジョージ。悲劇を前に葛藤する人間を描き続けてきた才人が、いま再び歴史的な惨劇に光を当てて深い感動を呼び起こす。狂おしくも切ない3人の男女のラブストーリーであり、正義を貫き通した人々のヒューマンドラマである本作。史実に基づいて描かれるアルメニア人の決死の抵抗と、彼らを救い出そうと奔走する諸外国の動き。壮大なスケールで歴史のうねりを感じさせると同時に、ファンタジックな映像美が信念と愛のドラマを鮮烈に浮かび上がらせる。
オスカー・アイザック、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベイルら実力派キャスト集結
主人公の医学生ミカエル役でナイーブな魅力を発揮するのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』まで、規模の大小を問わず大活躍を続けるオスカー・アイザック。運命の女性アナにはカナダ出身でフランスを拠点に活動する『イヴ・サンローラン』『ザ・ウォーク』の才媛シャルロット・ルボン。そして人道派のジャーナリスト、クリスを『ダークナイト』三部作の“バットマン”として知られ、『ザ・ファイター』ではオスカーを受賞したクリスチャン・ベイルが扮している。いずれも切実なテーマに共鳴し、旬の実力派キャストの豪華共演が実現した。さらにフランスからジャン・レノ、アメリカからジェームズ・クロムウェルと大ベテランの名優が参加。それぞれに実在したフランス海軍提督とアメリカの外交官を演じ、物語に重厚さを与えている。
なぜ、人は憎しみ合うのか?なぜ、人は殺し合うのか?なぜ、人は悲しい歴史をくり返すのか―。
アルメニア人の苦難は現在のトルコ政府が虐殺の事実を認めていないことから、政治的タブーとして表立って語られることが少なく、多くの人にとって“知られざる歴史”であり続けてきた。現在も世界中で内戦や民族紛争など、人と人の争いは絶えない。『THE PROMISE/君への誓い』は 100 年の間、語られる日を待ち続けてきた物語。100 年をかけて受け継がれてきた真実のバトンが、いま映画の観客に渡されようとしているのだ。
『THE PROMISE/君への誓い』予告編
https://youtu.be/Wz_6pFLitVw