日本の”スーパー戦隊”を原点に、アメリカで育ったハイブリッドヒーロー、「パワーレンジャー」。世界160ヵ国以上で20年以上放映され続けている世界的テレビシリーズが、総製作費120億円を費やしハリウッドの技術と経験を注がれ映画化!7月15日(土)より全国公開となる。日本人なら誰もが知る“ジャパニーズ・ヒーロー”が、ハリウッドの圧倒的スケールによって誰も見たことがない、新たなヒーローとして覚醒する。映画公開を前に、江の島東浜海水浴場に「パワーレンジャー」の巨大なサンドアートが完成した!
江の島の同海岸で巨大なサンドアートが製作されるのは、第1回の「進撃の巨人」に続いて今回が2回目。サンドアートで世界的に有名な保坂俊彦が手掛けたパワーレンジャーの砂像は、幅5.4m、高さ3m。しかも、使用された砂の重さは100トンと存在感たっぷり。製作期間に約10日間を費やした今回のサンドアートについて、「キャラクターのディテールを表現するのに苦労した」と語る保坂さん。5人のパワーレンジャーだけでなく巨大ロボ・メガゾードの細部まで丁寧に再現されており、江の島に駆けつけたレッドレンジャーも、完成したサンドアートに大満足となった。江の島東浜海水浴場では、7月13日から7月31日まで完成したパワーレンジャーのサンドアートが展示される。
『パワーレンジャー』江の島サンドアート概要
場所:江の島東浜海水浴場
制作期間:7月3日~7月12日
展示期間:7月13日~7月31日
使用砂量(重さ)100t ※第1回で作成された「進撃の巨人」は80t
完成サイズ(高さ・縦・横)4.2m(縦)×5.4m(横)×3m(高さ)
■制作者
保坂俊彦(ほさかとしひこ)
1974年秋田県生まれ。大学在学中より各種イベントにおいて砂像の制作を始める。
卒業後 様々な素材による店舗や撮影用の美術品、ディスプレイ用オブジェなどの立体造形物、商業玩具原型等の制作を手がける。現在は国内、国外の各種イベントにおいて砂像の制作、指導のほか、CM・PR用砂像の制作、イベントの総合演出、また砂の定着剤や玩具の共同開発、砂像を通し海外との交流事業への協力などを行っている。
数々のコンテストで好成績を収めており、2017年5月には「福隆國際沙雕藝術季2017」砂像世界大会にて優勝を果たす。
■サンドアートとは
砂と水のみで制作された彫刻。芯材などは入っていない。彫刻後、雨や風、乾燥により砂が崩れるのを防ぐため、定着剤を吹きかけて表面のみを固める。
保坂俊彦さんコメント
キャラクターのディテールを表現するのに苦労しました。
巨大ロボ・メガゾードは胸の部分などに細かい意匠が入っていて、レンジャーたちもそれぞれマスクの造形が違うので、顔のエッジの立て方などで変化をつけるなどなるべくキャラクターを忠実に再現するために、作業日程の大半の時間を注ぎました。
そういった細部にも注目してみていただけると嬉しいです。