原点は日本の”スーパー戦隊”。日本で生まれアメリカで育ったハイブリッドヒーロー「パワーレンジャー」。世界160ヵ国以上で20年以上放映され続けている世界的TVシリーズが、総製作費120億円を費やしハリウッドの技術と経験を注がれ映画化!今週15日(土)の日本公開(世界公開の最終地)を目前に、名古屋市港区の田んぼにてレッドレンジャーの田んぼアートが完成した。
茶屋新田田んぼアート実行委員会が主催するこの田んぼアートは、地元・名古屋市港区の茶屋新田地域資源保全隊が中心となって取り組むプロジェクトで、田んぼアートの制作を通して、田植えや稲刈りといった稲作作業を楽しく体験し、農業への関心を高め、水田の保全につなげる目的で行われている。今年で7年目を迎えるが、映画とのコラボレーションは今回が初めてとなる。同委員会の布目勝会長(59)は「東映とのコラボ企画でパワーレンジャーを田んぼに描いてみました。今回のコラボを通じて、もっと農業に関心を持っていただき、日本の農家のパワーを感じて欲しい。是非田んぼアートを見て、感動して欲しい」と語った。
5月14日(日)に行われた田植えには、名古屋市民と地元農家総勢約500名が参加。お披露目を待ちわびていたと言う名古屋市の鈴木秀樹(45)さんは「(田んぼアートを見て)すごいです!子どもにも田植えを経験させたくて参加しましたが、子どももとっても喜んでいるので大満足です」と興奮を隠せない様子。
観察会には、その出来映えを見るためにレッドレンジャーもサプライズ登場! 集まった子どもたちも日本が生んだ世界的ヒーローの登場に歓喜の声をあげ、急遽撮影会が行われるなど盛り上がりを見せた。田んぼアートの見ごろは7月下旬まで。観察台が設けられており、誰でも無料で観覧できる。植えられた稲は10月頃刈り取られ、12月に田植え参加者に配られる予定。