日時:4月25日(火)
場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
登壇者:ジェームズ・マカヴォイ、M.ナイト・シャマラン監督
MC:伊藤さとり
鬼才健在をアピールした『ヴィジット』からわずか1年余、M.ナイト・シャマランがさらなる衝撃を放つ!恐怖と緊張と興奮がスパイラルを織りなす、シャマランでなければ生み出すことができない強力なスリラー『スプリット』(原題:SPLIT)が、5月12日(金)に日本公開となる。待望の日本公開に先立ち、主演のジェームズ・マカヴォイとM.ナイト・シャマランが来日をはたした。マカヴォイの来日は『ウォンテッド』での初来日以来なんと9 年ぶり2度目の来日。自身のインスタグラムに東京観光中の写真をアップすると一躍話題になる等その人気ぶりを見せるが、同じく来日中の日本大好きなシャマラン監督から「日本のファンと作品について語りたい!」というリクエストを受け、この度、『スプリット』本編上映後に映画についてシャマラン監督&ジェームズ・マカヴォイとファン達が語るトークセッションが行われた。
本編上映後、衝撃のラストから興奮冷め止まぬ来場者の前にマカヴォイ、シャマラン監督の両名が登壇すると万雷の拍手が!「こんばんは。ジェームズ・マカヴォイです。今日はありがとうございます。」、 「こんにちは。私はナイトです。どうぞよろしく。」とそれぞれ日本語であいさつすると、会場からは大きな歓声が沸き起こる。また今回で9 年ぶり2度目の来日となるマカヴォイの登場には会場から一際大きな声がかかり、久しぶりの来日について尋ねられたマカヴォイは、「今回は前回の初来日と違った時間を過ごすことが出来て、多くに人々と出会うことが出来ているよ。また日本の色々な素晴らしいところを訪れて、みんな親切にしてくれて、スマートで、本当にスタイリッシュでお洒落な街だなと思う。素晴らしい時間を過ごせているよ!」とコメント!そして今回で2年ぶり7回目の来日となるシャマラン監督だが、今回の来日で訪れたい場所を聞かれると、「今回はコミック本屋に行ってみたいんだ!何か良いお店を知っている?」と会場に問いかける等、気さくな様子で会場を和ませた。
そしてシャマラン監督と言えば、本年度アカデミー賞における作品賞の誤発表の際、自身のTwitterで「I wrote the ending of the academy awards 2017. (今年の授賞式の結末を書いたのは僕なんだ。)」とユーモアのあるツイートで世界的に大きな話題を呼んだが、そのことに対しては「皆さんと同じようにTVでステージを観ていたのだけど、友人たちの驚きの表情を見て、ちょっとしたイタズラ心でツイートしたんだ」と告白。このように人々をあっと驚かせるような衝撃の作品を数々送り出してきたシャマラン監督だが、その秘訣について、「元々僕はスリラー系、ミステリー系のジャンルの脚本を書くのだけど、そうすると主人公たちが、自分たちがどこに向かっているのかわからないという展開が多くなるんだ。そういった状況で正しい情報が瞬時に入ってくると、自然とサプライズに繋がるんだよ。例えば今回『スプリット』の脚本を書いていて面白かったポイントは、こういうジャンルだと思い込んで観ていると、最後の最後のシーンで裏切られる、全然違うジャンルの映画だったんだと思わせられるところだね」と本作の衝撃のラストについても、ネタバレしない程度に触れた。
そしてその後は、ネタバレ全開!本編を観終わった来場者から質問を受ける口外禁止のトークセッションが始まった。※以下ネタバレ部分以外を掲載
会場のマカヴォイファンから寄せられた「マカヴォイさんも先日お誕生日だったと思いますが、お誕生日はどのように過ごされましたか?」という質問に対し、マカヴォイは「今までの誕生日の中で最もクレイジーな過ごし方だったんだけど、日本のみんなが大好きなロボットレストランに行ったよ!クレイジーでとても奇妙だけど、クールで素晴らしいところだったね」と、誕生日を日本のロボットレストランで過ごしたことを発表!会場内にいたロボットレストランに行ったことのある人に対し「愛してるよ!」と応えるなど、相当気に入った様子でした。また来場者全員でバースデーを祝福すると、「ありがとう!」と日本語で声を上げ喜んでいたマカヴォイ!記憶に残る誕生日&来日になった様子だった。
トーク中も来場者に目配せし、笑顔で手を振っていたマカヴォイ。ネタバレ全開の白熱トークセッションが終了すると、マカヴォイから「みんなにお願いがあるんだ。この作品のプロモーションのために世界中を周っているんだけど、みんなにフラッシュを炊いてもらって、僕達がセルフィーを撮ると星が煌めいているみたいでとても綺麗な写真が撮れるんだ!だから、是非みんなと写真が撮りたい」 と写真撮影の依頼が!またマカヴォイたちを撮影することに対しても「勿論だよ!」と快諾!マカヴォイの神がかったファンサービスで会場が撮影タイムになると、フラッシュの光、シャッター音が会場に鳴り響いた。また最後のフォトセッション時には、マカヴォイとシャマラン監督は壇上を下り、客席通路に移動!移動中も来場者ひとりひとりに笑顔でコミュニケーションを交わす両名。最後はスプリットのタイトルが書かれた大判うちわをかざして、「スプリット、最高!」の掛け声と共に撮影すると、大きな歓声に包まれながら会場を後にした。